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英語は4技能が重視される

新大学入試では「話す」「書く」を含めた英語4技能が課されるように

共通テスト 2018.08.31

入試で求められる力

  • これまでの大学入試
    「聞く·読む」の2技能を評価
  • Listening

    Listening

  • Reading

    Reading

  • 新しい大学入試
    資格・検定試験を併用し、4技能を評価
  • Listening

    Listening

  • Reading

    Reading

  • Speaking

    Speaking

  • Writing

    Writing

新大学入試で一番大きく変化するのが英語です。これまでの大学入試では英単語や文法などの知識の量が合否を左右する傾向がありました。しかし今後は、知識を使いこなし「コミュニケーションに使える英語力」が重視されるようになります。

国立大入試では、英語の資格・検定試験の受検が必要に

国立大での主な英語の試験方法

大学入学共通テスト

「聞く」「読む」の
力を測るテスト
(従来のセンター試験と同様)

「4技能の力を測る
英語の資格・検定試験

大学ごとの個別試験

センター試験に代わる「大学入学共通テスト」では、マーク式の問題で「聞く」「読む」力を測り、それに加えて資格・検定試験で4技能を測ります。国立大においては、共通テストの枠組みにおける資格・検定試験の活用について、「出願資格」「加点」「出願資格+加点」のいずれかを基本とし、各大学が大学・学部の方針に基づいて決定するとしています。

大学入試英語成績提供システム参加要件を満たしていることが確認された資格・検定試験一覧

GTEC/International English/実用英語技能検定/ケンブリッジ英語検定/Test of English for Academic Purposes/Test of English for Academic Purposes Computer Based Test/TOEFL iBTテスト/TOEIC® Listening & Reading TestおよびTOEIC® Speaking & Writing Tests

※大学入試センター発表資料より(一部割愛している情報もありますので、詳細は大学入試センター発表資料をご確認ください)。

資格・検定試験、どれを受ける? 各検定の特徴を知り、選択を

CEFR 基準と、目標目安

CEFR

具体的に何ができるか(抜粋)

C2

聞いたり読んだりした、ほぼすべてのものを容易に理解することができる。

C1

いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。

B2

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、
複雑な文章の主要な内容を理解できる。

B1

仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、
標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。

  • 大学入学共通テストの出題レベル
  • 一般的な高校卒業時のレベル

A2

ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、
直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。

  • 国立大学協会が示している出願資格のレベル
  • 大学入学共通テストの出題レベル
  • 一般的な高校卒業時のレベル

A1

具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的言い回しは理解し、用いることができる。

  • 大学入学共通テストの出題レベル

※CEFRについての出典は、「ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構」

資格・検定試験にはいくつかの種類があります。入試では、それぞれの試験のスコアをCEFR(*)という基準に換算して評価されます。一般的に、「高校卒業時にCEFRのA2~B1レベル以上をめざすこと」が求められています。高校で指定されている検定があればそれを参考にしつつ、各検定の特徴、受検料や受検会場を調べ、受検しやすいものを選ぶとよいでしょう。

*CEFR(セファール)
欧州評議会が作成した、外国語の学習・教授・評価のための言語共通の参照枠組み。能力は「~ができる」というCAN-DOによりレベル定義されている。

「大学入学共通テスト」の英語は、「使える英語力」を問う内容に!

新大学入試の英語では、テストの内容そのものも大きく変わります。大学入試センターから発表された2018年度実施予定の「試行調査」の出題方針から、共通テストで変更になりそうなポイントを紹介します。

共通テスト(英語)
の変更ポイント

  • 実際のコミュニケーションを想定した明確な場面・目的・状況設定を重視
  • 筆記(リーディング)問題は「読む力」を測るものとし、発音、アクセント、語句整序などの問題は出題しない
  • リスニングは複数の情報を比較して判断する力や、議論を聞いて要点を把握する力などを問う
  • 「筆記(リーディング)」「リスニング」の配点を均等として実施(現在は筆記200点、リスニング50点)
  • 大学入試センター公表資料より

高校の先生からの
アドバイス

「使える英語力」を身につけるため、
普段から心がけたいこと

福岡女学院 中学・高校 石黒文雅先生

これまでの、英語の授業は教科書の英文を読んで訳し、単語や熟語、文法を覚えることが中心でした。しかし、そうした英語の学び方だけでは、多くの人は社会に出てもなかなか英語を使えるようになりませんでした。その反省から、「使える英語力を身につけよう」と、高校や大学での英語教育、そして大学入試の英語が変わっているのです。

単語力や文法力は確かに必要ですが、昨今の英語学習では、読んで覚えるだけでなく、実際に英語を使っているような場面を作り、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を高めることが重視されています。かつては、音読や会話の練習よりも、単語や文法の学習のほうが重視されていましたが、今は、4技能の向上にはどちらの学習も大切だと考えられています。

「使える英語力」を身に着けるために、映画やニュースを英語で見るなど、興味のあることから英語に触れてみましょう。

さらに、英語を使って中身のあるコミュニケーションができるようになるには、豊かな思考力が欠かせません。ぜひ日常会話のなかで、社会の出来事などに対して「なぜだろう」と考えたり、家族や友人と話し合う姿勢を大切にしていただきたいと思います。

福岡女学院中学・高校
石黒文雅先生
[いしぐろ・ふみまさ]

英語教師歴48年目。中学・高校・大学で教鞭をとったほか、英語に関する著書多数のベテラン先生

2020年度大学入試が変わります2020年度大学入試が変わります

大学入学共通テストがスタート イメージ大学入学共通テストがスタート イメージ

大学入学共通テストがスタート

従来のマーク式試験に加えて、国語・数学で記述式が導入。「思考力・判断力・表現力」を問う問題に。

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調査書等を活用し主体性が評価される

推薦型の選抜が拡大するとともに、一般選抜でも調査書等を活用する大学が増加。

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