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新大学入試の基礎知識新大学入試で
英語はどう変わる?

入試で求められる力

  • これまでの大学入試「聞く·読む」の2技能を評価
    • Listening

      Listening

    • Listening

      Reading

  • 比較
  • 新しい大学入試資格・検定試験を併用し、4技能を評価
    • Listening

      Listening

    • Reading

      Reading

    • Speaking

      Speaking

    • Writing

      Writing

( イメージ図 )

グローバル化などの社会変化に伴い、新大学入試ではコミュニケーションを取る手段としての「使える英語力」が測られることになります。

国立大の入試の英語

  • 大学入学共通テスト
    • 「聞く」「読む」の
      力を測るテスト
      (従来のセンター
      試験と同様)
    • 4技能の力を測る
      英語の資格・
      検定試験
  • plus
  • 大学ごとの個別試験

国立大を受験する場合、従来のセンター試験と同じ「聞く」「読む」の2技能を評価する筆記試験に加えて、英語4技能を測る資格・検定試験の受検が必須となり、英語学習の負担が増えると予想されます。高3になってから慌てることのないよう、いつからどのように検定に取り組んでいくのかを、お子さまと話すことをおすすめします。
資格・検定試験にはいくつかの種類があり、下表の検定が要件を満たしている資格・検定として2018年3月に公表されました。

大学入試英語成績提供システム参加要件を
満たしていることが確認された
資格・検定試験一覧

  • GTEC(Advanced、Basic、Core、CBT)
  • International English Language Testing System(IELTS)
  • 実用英語技能検定(1級、準1級、2級、準2級、3級)
  • ケンブリッジ英語検定(Proficiency、Advanced、First for Schools、First、Preliminary for Schools、Preliminary、Key for Schools、Key)
  • Test of English for Academic Purposes(TEAP)
  • Test of English for Academic Purposes Computer Based Test(TEAP CBT)
  • TOEFL iBTテスト
  • TOEIC® Listening & Reading TestおよびTOEIC® Speaking & Writing Tests

※大学入試センター発表資料より(一部割愛している情報もありますので、詳細は大学入試センター発表資料をご確認ください)。

CEFR6段階とGTECスコアの対照表

CEFR6段階とGTECスコアの対照表

横スクロールでご確認ください

  • CEFR
    具体的に何ができるか(抜粋)
    GTECスコア
  • C2
    聞いたり読んだりした、ほぼすべてのものを容易に理解することができる。
  • C1
    いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。
    1350~1400
  • B2
    自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、
    複雑な文章の主要な内容を理解できる。
    1190~1349
  • B1
    仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、
    標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。
    960~1189
  • A2
    ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、
    直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。
    690~959
  • A1
    具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的言い回しは理解し、
    用いることができる。
    270~689

※CEFRについての出典は、「ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構」

資格・検定試験にはいくつかの種類があります。入試では、それぞれの試験のスコアをCEFR(*)という基準に換算して評価されます。一般的に、「高校卒業時にCEFRのA2~B1レベル以上をめざすこと」が求められています。高校で指定されている検定があればそれを参考にしつつ、各検定の特徴、受検料や受検会場を調べ、受検しやすいものを選ぶとよいでしょう。

*CEFR(セファール)
欧州評議会が作成した、外国語の学習・教授・評価のための言語共通の参照枠組み。能力は「~ができる」というCAN-DOによりレベル定義されている。

  • 検定利用の計画
    (目安)
    ウォーミングアップ期間

    ウォーミング
    アップ期間

    高校で採択されている検定試験などを利用し、問題形式に慣れながら各技能の伸ばしどころを知る。

    「入試に使う検定」決定期間

    「入試に使う検定」
    決定期間

    志望大の候補が絞れたら、採用している検定を調べて入試に使う検定を決め、準備を始める。

    「目標スコア」チャレンジ期間

    「目標スコア」
    チャレンジ期間

    大学入試で使う検定実施日から逆算してスケジュールを決める。
    他教科の入試対策に並行して検定対策にも取り組む。

大学入試に利用されるのは、高3・4月〜12月に受検したスコアとされています。ただ、英語は積み重ねが大切な教科。高1のうちから検定試験を受検して、自分の弱点や強みを把握すれば、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能をバランスよく身につけることができます。ご家庭で、早めに検定対策を始める大切さをお伝えください。

石黒文雅先生
福岡女学院
中学・高校
石黒文雅先生

高校の先生からのアドバイス「使える英語力」を身につけるため、
保護者の方にできること

保護者の方が高校生だったころ、英語の授業は教科書の英文を読んで訳し、単語や熟語、文法を覚えることが中心でした。しかし、そうした英語の学び方だけでは、多くの人は社会に出てもなかなか英語を使えるようになりませんでした。その反省から、「使える英語力を身につけよう」と、高校や大学での英語教育、そして大学入試の英語が変わっているのです。

単語力や文法力は確かに必要ですが、昨今の英語学習では、読んで覚えるだけでなく、実際に英語を使っているような場面を作り、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を高めることが重視されています。したがって保護者の方の高校時代と、お子さまの高校での「英語力」に対する考え方には違う部分もあり、習得のための学習法も変化しています。例えば保護者の方にはもしかすると音読や会話の練習よりも、単語や文法の学習のほうが重要に思えるかもしれませんが、今は、4技能の向上にはどちらの学習も大切だと考えられています。

ご家庭では海外の出来事を話題にしたり、外国の方のインタビューをテレビで聞くなど、英語に興味がわく・英語を使うきっかけづくりの面でサポートをしてあげてください。

さらに、英語を使って中身のあるコミュニケーションができるようになるには、豊かな思考力が欠かせません。ぜひ日常会話のなかで、社会の出来事などに対して「なぜだろう」とお子様に問いかけ、ともに考える姿勢を大切にしていただきたいと思います。

福岡女学院中学・高校石黒文雅先生 [ いしぐろ・ふみまさ ]
英語教師歴48年目。中学・高校・大学で教鞭をとったほか、
英語に関する著書多数のベテラン先生

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