×

マナビジョンアプリ

無料 App Store

表示

中学までの知識で解ける! 大学入試問題中学までの知識で解ける! 大学入試問題

新高1のキミへ新高1のキミへ
理科
2014年度 
九州大 (生物)

この問題に挑戦!

実際に大学入試で出題された問題だ。

次の文章を読み,以下の問いに答えなさい。(20点)


 46億年前に地球が誕生し,40億年前に原始生命が出現して以来,生物はゆっくりと進化を遂げ,カンブリア紀には生物の爆発的な多様化が起こった。さらに古生代に〔 ア 〕,中生代に〔 イ 〕などが繁栄した。この間,地球上の生物は数回の大量絶滅を経験し,6500万年前の白亜紀の終わりには,(いん)(せき)の衝突による気候変動によって恐竜が絶滅したとされている。その後,絶滅を逃れた生物の一部は鳥類やほ乳類へと進化し,それまで恐竜が占めていた生態的地位をうめることで新たな多様化を遂げた。この間,脊つい動物よりも早く地球上に出現していた昆虫類を代表とする節足動物は,環境の激変に耐えて生き残り,現在の繁栄へとつながった。
 地球全体をみると,大陸から遠く離れた海洋島や孤立した大陸には,その地域だけで繁栄した固有の生物がみられることがある。これは,その地域にたどり着いた祖先種が,それぞれの地域で生活環境に応じて多様化し,独自の進化を遂げた結果であると考えられている。
 このように地球の長い歴史の中で多様化した生物のつながりを理解するために,生物の類縁関係を反映させた自然分類が行われるようになってきた。その中でも,最近ではさまざまなデータにもとづいて推定された系統樹をもとに分類する系統分類が主流となってきている。


問1. 文章中の〔 ア 〕と〔 イ 〕に,それぞれ古生代と中生代に栄えた代表的な化石生物の名称を1つずつ答えなさい。また,このようにある特定の地層に多く含まれている化石を何というか,答えなさい。

(入試問題より一部抜粋)

どうやって考える?

どのようにアプローチすればよいか、考えてみよう。

  • 問1の問題文を先に読んでみる
  • 問題文を、初めから順に全部読んでみる
  • 下線部分が重要なので、まずそこを考えてみる

回答を選んでください。

正解!よくわかったね!
実際にどう解けるか、次から見ていこう!

おしい!
実際にどう解けるか、次から見ていこう!

こうやって解く!

実際にどんなポイントで解いたらいいか見ていこう。

  • 中3レベル
  • 高校生レベル

POINT1

問1は、古生代と中生代に栄えた化石生物の名称を答えるとともに、ある特定の地層に多く含まれている化石を何というか答える問題だ。
「化石」についての基本知識があれば、この問題は解ける!

POINT2

●「化石」は中1で学ぶ事項!

それぞれの時代に栄えた代表的な生物は、中学校の理科の教科書にも扱いがあるもので十分だ。古生代にはサンヨウチュウやフズリナなど、中生代にはアンモナイトなどがあったね。
ちなみに、大学が発表した解答は、
ア 三葉虫(サンヨウチュウ)
イ アンモナイト
だよ。

POINT3

●「示相化石」と「示準化石」

化石には示相化石と示準化石があり、教科書ではそれぞれ以下のように説明されているよ。


地層が堆積した当時の環境を知ることができる化石を示相化石、地層の堆積した年代を決めるのに役立つ化石を示準化石という。


ここで問われているのは「年代」についての化石なので、答えは示準化石だね。

詳細な解き方を確認しよう。

化石には、示相化石と示準化石がある。その違いを確認しよう。


  • 示相化石

    限られた環境でしか生存できない生物の化石で、地層が堆積した当時の環境を知ることができる。
    (例)サンゴの化石…暖かい浅い海だった

  • 示準化石

    広い範囲にすんでいて、短い期間に栄えて絶滅した生物の化石で、地層の堆積した年代(古生代、中生代、新生代などの地質年代)を決めるのに役立つ。
    (例)古生代…サンヨウチュウ、フズリナ
       中生代…アンモナイト
       新生代…マンモス、ビカリア

※この解答解説は、すべてベネッセで独自に作成しています。

高校生レベル

※この解答解説は、すべてベネッセで独自に作成しています。

考え方をまとめよう!

今回使った考え方をまとめよう。

この問題の問1は、中1の理科に出てくる用語の知識だけで十分に対応し、正解することができる。
中学校の理科で学習した内容の上に高校の理科が成り立っているのだから、大学入試でも同じ用語・知識が問われることもある。高校に入ってから理科を学ぶ際に、中学校で学んだ用語や知識をきっかけにして、学習の幅を広げていこう。