お子様を守る!スマホモラル講座 LINE編 被害に遭わないためのLINE安全設定

多くの高校生が所持しているスマートフォン(以下、スマホ)。まず、保護者の皆様がスマホについてよく理解することで、お子様がスマホを安全・便利に活用できるような安全対策やルール作りを行いましょう。

被害に遭わないためのLINE安全設定

便利な機能の裏に、危険も潜んでいるLINE。お子様はどうすれば安全に利用できるのでしょうか?頭ごなしにLINEの利用を禁止しても、多くの高校生に普及しているLINEの利用を止めることは難しいと思います。保護者の皆様が利便性と危険性の双方を理解したうえで、LINEの設定を見直したり、ご家庭でのルールを作ることが大切です。ここでは、具体的な設定の方法をご紹介します。

1.「友だち自動追加」 「友だちへの追加を許可」機能をオフにする

「友だち自動追加」機能とは、電話番号をアドレス帳に登録している人と自動的に「友だち」になる機能です。また、「友だちへの追加を許可」をオンにすると、お子様の電話番号を知っている人全員の「友だち」リストに、お子様の連絡先が追加されてしまいます。これらの設定は、初期設定ではオンになっており、知らずにLINEを使い始めると、「友だち」になる必要のない人ともつながってしまう危険性があります。「友だち自動追加」 「友だちへの追加を許可」機能はオフにするなど、お子様と一緒に設定を見直してみましょう。

設定方法(iPhoneの場合)

2.知らない人から連絡が来たら「ブロック」する

知らない人から連絡が来た場合は、本当に自分の「友だち」かどうかを確認するなどのルールをお子様と作りましょう。知らない人とつながってしまった場合には、「ブロック」機能を使用して、連絡を受け取らないように設定することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

設定方法(iPhoneの場合)

3.「Facebook連携」は行わない

Facebookは実名を登録するSNSです。Facebookのアカウントを使って、LINEを使用することができます。Facebook連携を行うと初期設定の際には、プロフィール写真や名前にFacebookの情報が引き継がれます。そのため、簡単にFacebookの個人を特定するデータがLINEと結びついてしまうので、注意が必要です。

4.安易に写真や個人情報を投稿しない

LINEにはトークのほかに、アルバム機能やタイムラインの機能があり、写真や動画を簡単に投稿できます。しかし、LINEを通じてインターネット上にアップロードされたデータは簡単にコピペや拡散を行うことができ、いったん広がってしまうとデータを消すことはできません。本当に信用できる「友だち」とのトーク以外では、むやみに個人情報を投稿しないようにお子様とリスクについて話し合っておきましょう。

保護者の皆様がLINEについてしっかりと理解することで、お子様が安全にLINEを活用する手助けができるはずです。被害に遭わないためにも、ぜひ、お子様と設定やルールについて話し合ってみてください。

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