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お子様を守る!保護者のためのスマホモラル講座お子様を守る!保護者のためのスマホモラル講座

多くの高校生が所持しているスマートフォン(以下、スマホ)。まず、保護者の皆様がスマホについてよく理解することで、お子様がスマホを安全・便利に活用できるような安全対策やルール作りを行いましょう。

第4回 多様化するスマホゲームの魅力と危険性を知ろう!

かつては特別なゲーム機を購入しなければならなかったゲームですが、今ではスマホの普及により、手軽に、安価に楽しめるようになってきました。「アクション」「アドベンチャー」「カード」「スポーツ」「パズル」「ロールプレイング」…など、その種類は多岐にわたります。
現在は、ゲーム感覚で英単語や重要語句の一問一答ができる「教育」系のゲームや、脳を活性化する「脳のトレーニング」ゲームなど、世代を問わず楽しめるようなゲームも数多く提供されています。利用の仕方によっては、お子様に学習を促すことや、共通のゲームでコミュニケーションのきっかけを作ることができるかもしれません。

一方で、ゲームをきっかけとした高額請求や詐欺被害など、高校生がトラブルに巻き込まれる事件が発生しています。お子様が自ら危険を予測したり、回避したりできるように、どのようなゲームに危険が潜んでいるのか、どのような点に注意を払うべきなのか、適切なアドバイスをしてあげることが重要です。スマホモラル講座第4回は、スマホゲームについて利用上の注意点などをご紹介していきます。

知っておくと安心!ゲームに潜む危険性

「ソーシャルゲーム」「課金システム」にご用心!

最近のゲームの傾向としてあげられるのが、インターネットを介して、他人とつながっているという点です。そのようなゲームは「ソーシャルゲーム」や「オンラインゲーム」と呼ばれ、「アクション」「アドベンチャー」「ロールプレイング」など、さまざまな種類があります。
インターネットを使って、ゲームを多面的に楽しめるようになった一方で、国民生活センターに寄せられる相談の件数も年々増加傾向にあります。グラフを見ると、スマホの普及に伴って、相談件数が増えていることがわかります。

※1:国民生活センター「PIO-NETに寄せられた相談件数の推移」
※2:総務省「平成25年 通信利用動向調査の結果」

では、具体的にはどんな相談が寄せられているのでしょうか?

相談事例1

スマホで「無料」とうたっているゲームアプリをインストールして、遊んでいました。アイテムが有料であることに気づかず、ゲームを続けました。スマホには、親のクレジットカード情報を登録していたので、簡単にアイテムを購入することができましたが、後日、カードの利用明細が来て高額の料金を請求されてしまいました。

相談事例2

スマホで無料のゲームアプリを見つけたので、メールアドレスを登録したところ、インストール画面に移らず、出会い系サイトに登録されてしまいました。登録したつもりはないのに何通もメールが来るので、「メルマガ配信停止」というボタンをクリックしたところ、「メールを閲覧したので退会意思はないとみなし、2万円を請求する」という画面が表示されました。出会い系サイトの運営業者に苦情を伝えましたが、取り合ってもらえず、仕方なく代金を支払いました。

相談事例3

オンラインゲーム上で知り合った人に、「インターネット上の有料ガチャガチャで入手した、希少なアイテムを売ってくれませんか?代金は指定された口座に振り込みます」と持ちかけられました。ゲーム内の取引所で、相手にアイテムデータを送ったものの、いくら待っても代金の振り込みがされません。その人とはゲーム内で知り合ったので、スマホのメールアドレスしか知りませんでしたが、そのアドレスも連絡が取れなくなってしまいました。

※国民生活センターの相談事例より

上記の例のように、「オンラインゲーム」に関する相談は増加しており、アプリ内の「課金システム」による高額請求や、「オンラインゲーム」内での見ず知らずの人とのアイテムの売買による詐欺行為などがめだちます。このようなトラブルに巻き込まれる原因として、お子様がクレジットカードの重要性をしっかり認識していなかったり、安易にインターネット上の見ず知らずの人を信用してしまうという、甘さがあります。危険性や重要性を理解してもらうためにも、相談事例などを例に挙げ、お子様と話をしてみてください。

お子様は大丈夫ですか?スマホ依存症

「ゲームにのめり込んで、なかなかやめられない」「ゲーム内で友達と遊んでいるので、抜けることができない」と言って、何時間もスマホを触っているお子様もいらっしゃるのではないでしょうか?「食事中やお風呂の時間も常にスマホを触っていないと落ち着かない」というお子様は、スマホ依存症の可能性があるかもしれません。スマホ依存症になると、睡眠時間や食事の時間を削って長時間スマホを使用するために、「寝不足」や「視力の低下」などの健康被害に陥ります。また、だんだんと周囲の人との会話や、友達と会って遊ぶ機会が減り、外的な環境から孤立していき、「ひきこもり」になってしまう可能性もあります。そうなる前にご家族でコミュニケーションをとり、お子様がスマホ依存症にならないように、ご家族でスマホの利用時間についてルールを作るなどの対策を立てましょう。

【ご家庭でのオススメアプリ!】インターネット・アプリの利用時間を制限

「何度注意しても、スマホの利用時間が短くならない」「親から隠れてスマホでゲームをしている」というお子様にお困りの方にオススメなのが、「スマホの利用時間を制限する」アプリやサービスです。例えば、「こどもネットタイマー(iOS)」や「タイマーロック(Android)」などのアプリは、1日のインターネットやアプリの利用時間を設定することができ、セットした時間を過ぎると強制的に利用制限がかかって使用できなくなります。また、各キャリアからも、アプリの利用時間を制限することのできるサービスが提供されています。一度、どのようなサービスがあるのか、調べてみましょう。

※有料の場合がありますので、ご確認のうえ、インストールしてください。

ソーシャルゲーム

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上で提供されるゲームのことです。インターネットを介して、複数の人が同時にゲームに参加します。対戦ゲームや協力ゲームなど、人と人とのつながりをうまく組み込んだゲームが多く、「アクション」「アドベンチャー」「ロールプレイング」ゲームなどに多く見られます。

お子様を守る!保護者のためのスマホモラル講座 用語集

オンラインゲーム

インターネット接続環境下で使用するゲームで、インターネット環境を使用しないオフラインゲームと対比されます。インターネットを介して、対戦ゲームや協力ゲームなど、人と人とのつながりを組み込んだゲームが多く、広義にはソーシャルゲームとほぼ同意ととらえられることもあります。

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