お金どんな条件があるのかチェック!

【コラム】奨学金を受給するための条件とは?

大学独自の奨学金には、「給付型」の奨学金が多く、受給条件(受給資格)を満たせば、返還の義務がありません。また、入学金や初年度授業料などの減免制度を設けている大学も多くあります。これらの制度を利用するためにはどのような受給条件(受給資格)が必要となるのでしょうか?

よくある条件1 家計状況

「給付奨学金」「修学支援奨学金」など多くの制度に設けられているのが「家計状況」の条件です。 家計支持者(保証人)や世帯全体の年収上限、日本学生支援機構の奨学金受給の有無など、家計状況を審査するための条件が設けられており、受給には家計状況を証明するための書類なども必要になります。 また、「家計急変奨学金」などの制度では、家計支持者(保証人)の死亡・病気や失職・倒産、離婚など、収入状況の急変が条件となっており、家計急変の事由発生後から半年以内や1年以内に申請期限が設けられている制度もあります。

よくある条件2 学業・競技成績

「特待生制度」や「成績優秀者奨学金」などの制度に付与されているのが、「学業成績」「競技成績」などの条件です。「学業成績」の条件としては、評定平均値、入試の成績、大学在学中の成績、外部試験のスコアなどがあります。多くの場合は年度ごとに成績審査があり、継続的に一定の成績をクリアし続けることも条件の一つとなります。「競技成績」「文化活動の実績」などの条件としては、インターハイなどの大会出場実績や、スピーチコンテスト、科学コンテスト、論文コンテストなどの入賞実績などがあります。

よくある条件3 資格

大学入学時に資格を保有している学生に対して支給される「資格保有学生奨学金」や「資格奨学金」などに付与される条件です。具体的な資格には以下のようなものがあり、それぞれに大学独自の基準が設けられています。

  • GTEC for Students、TOEIC®、TOEFL®、英検
  • 語彙・読解力検定、日本漢字能力検定、日本語検定
  • 簿記、P検、ITパスポート試験、情報技術検定

よくある条件4 出身地域・高校

「遠隔地出身者支援制度」や「地元高校出身者に対する減免制度」などでは、大学が指定する地域や高校の出身者であることが条件になります。また、「遠隔地」や「大学周辺の地域」などの出身者であることを条件に、入学金や授業料の一部を減免する制度が設けられている大学もあります。その他、系列の高校から大学へ進学する場合に、入学金や授業料の一部が減免される場合もあります。

よくある条件5 兄弟姉妹・父母出身校

進学する大学や系列の大学、短大、高校、中学校、小学校に兄弟姉妹がいる場合に、入学金や授業料の一部を減免する「兄弟姉妹支援制度」などで付与されている条件です。また、祖父母、父母が進学する大学に在籍していた(している)場合に、入学金や授業料の一部を減免する「同窓子女・子弟奨学金制度」などもあります。

よくある条件6 被災状況

地震、風水害などの被害を受けた学生の修学を経済的に援助する「災害救援奨学金」「緊急奨学金」「東日本大震災の被災者を対象とした減免」では、以下のような条件が設定されています。

  • 家計支持者(保証人)が地震、風水害で死亡、またはそれに準じた障害を受けた場合。
  • 家計支持者(保証人)が居住する家屋が、地震、風水害により全壊、半壊などの損害を受けた場合。
  • 家計支持者(保証人)に大幅な減収(失業・失職、会社〔自営業含む〕の倒産、および罹災による大幅な減給〔減収〕、災害による止むを得ない退職、休業(避難含む)、風評被害や塩害による減収、保証人の長期入院等)があった場合。
  • 本人、または、家計支持者〔保証人〕が災害救助法適用地域に居住する場合。

甚大な被害を受けた場合には、入学金や授業料を全額免除されることもありますが、条件によっては罹災証明書などの提出が求められる場合もあります。


以上、大学独自の奨学金に関して、代表的な受給条件を紹介しましたが、ほかにもさまざまな条件があります。気になった大学や奨学金については、詳細な情報を調べてみましょう。

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