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進学Q&A

「大学・学部選び」「入試の仕組み」「お金の話」に関する悩み・疑問について、Q&A形式でまとめています。お子様の進路選択にお役立てください。
(別ウィンドウで開きます)マークがある質問では、「保護者の声」を見ることができます。

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Q.進級前の春休み、どう過ごさせる?

A.春休みにどう過ごすかが、新学年のスタートダッシュに大きくかかわります。

多くの子どもは、家庭を含めた周囲の環境が変化することによって、初めて受験生(または新高2生)となる自覚が芽生えます。
今、保護者にできることは、家庭の環境を「受験モード」「新高2モード」へと変え、子どものやる気を自然に引き出すことではないでしょうか。

<春休みに家庭でやっておきたいこと>
  • これまでの成績の振り返り(得意/苦手科目・分野の共有)
  • 部屋の片付け(マンガ本やゲームをしまって、勉強しやすい環境に)
  • 志望大・学部についての意思を確認
  • 1年間の学習計画を話し合う
  • 英単語の暗記など、できることから始めさせて勉強を習慣づける

<春休みに子どもにさせておきたい学習>
  • これまでの定期テスト・模試の復習
  • 苦手科目・分野への取り組み
  • 旧センター試験の問題などを解き、どのようなものかを知っておく
  • 志望大・学部が決まっている場合、過去問を見てみる(解く必要はまだない)

Q.【新高1】中学と高校の違いは?

A.高校生になると、子どもの勉強面・生活面で大きな変化が起こります。

1.勉強面の変化

高校の授業は中学に比べると進度が速いと感じる子どもが多いようです。また、高校入試によって、同じくらいの成績の生徒が集まるため、結果として中学よりも成績が下がることが多々あります。
環境が変化する中、高1の学習をスムーズに始めさせるためには、第一に日々の予習・復習を習慣化することが大切です。
また、中学時代の5教科(英、数、国、理、社)が細分化され、科目数が増えることも大きな変化となります。その結果、定期テストの範囲や暗記量が増えて、とまどう子どもが多いようです。


2.生活面の変化

高校生になると、バスや電車での通学となる子どもも増え、行動範囲が広がります。中学のころよりも通学時間が長くなることが多く、部活を始めると帰宅時間が夜遅くなる場合も。
しかし、高校生活のスタート時に予習・復習の習慣付けができるかどうかが、子どもの3年後に大きくかかわってきますので、1日30分間でもよいので毎日机に向かうように声をかけましょう。
登校前の「朝時間」、帰宅後の「夜時間」の使い方を親子で話し合い、なるべく早めに日々のリズムをつくるようにしたいところです。

Q.【新高2】進級前にしておくべきことは?

A.高1のうちにしておくべきことは、大きく分けて二つあります。

1.将来の職業について調べる・考える・話し合う

将来の職業について調べたり考えたりする時間が一番取りやすいのは、高1です。漠然としていても良いので、将来の目標を描いていれば、高2で志望大・学部を決める際にも考えやすくなります。改まって話しづらい場合は、食事のときなど、普段の会話の中でさりげなく進路について話題にしてみましょう。子どもに「考えるきっかけ」を与えることが大切です。


2.将来学びたい学問について調べる・考える・話し合う

大学や専門学校などでは、どんなことが学べるのか、自分はどんなことに興味があるのかをじっくり考えられるのは高1のうち。ぜひ、進級前に調べたり考えたりさせておきましょう。志望大・学部を焦って決めるよりも、まずは世の中にある学問を広く知り、視野を広げさせるようにしたいものです。

保護者の声

共通テスト利用入試や2科目、3科目入試など、大学受験の仕組みは複雑に感じる。情報収集は1年生のころ、文理を決めるころには始めておきたい。
(千葉県/T・H/男性保護者・50歳)


「受験の情報収集は、親の責任」と先輩ママから言われていたので、1年のころからいろいろな資料を取り寄せて、自分の子どもにとって一番有利な受験方法を研究しました。この受け方だと合格可能性がこんなに上がるよ、と具体的に示してあげることで、子どもの不安が軽減されたのではないかと思います。それと、家庭ではなるべく明るく陽気に接するように心がけました。
(高知県/M・H/女性保護者・52歳)

Q.【新高3】受験勉強は何から始める?

A.受験勉強と聞くと、何か特別なことをしなければならないと考える方が多いようですが、日々の学習の延長上に大学入試がありますので、まずは、子どもに学習習慣を身につけさせることが重要です。

これまでに自学自習の習慣があまり身についていない子どもの場合、高3・4月までに、毎日決まった時間に机に向かうという習慣を身につけさせましょう(そのためには、親子で話し合い、夕食や入浴といった生活リズムをなるべく一定にする工夫も必要です)。

受験勉強は、教科書の章末問題を復習したり、これまでに受けた模試の復習をするなど、高1・高2で学んだことの復習から始める子どもが多いようです。 また、英単語やイディオム、古語などは、一朝一夕で知識が蓄積できるものではないため、高2のうちに取り組み始めた方がいいでしょう。

Q.模試が返ってきたら、何をすればいい?

A.子どもの実力を測る模試は、各科目・各分野の重要事項を選んで出題されています。いわゆる「良問」がそろっていますので、ぜひ有効に活用したいものです。
「成績が返ってくるまで何もしない」のでは、模試を生かしているとはいえません。まずは、模試を受験したら、すぐに復習をするように声をかけましょう。
復習は、1度の模試に対して、3回にわたって時間を割くのが理想です。

【模試の理想的な復習法】

■1回目-受験してすぐ(翌日~3日後)

多くの場合、模試当日に問題と解答・解説を持ち帰ることができますので、ざっと見直して「正答だがあやふやだったところ」「間違えたところ」を洗い出し、模範解答を見ながら解き直します。


■2回目-受験後1~2週間後

1回目の復習ポイントを中心に、再度見直しをして知識を定着させておきます。


■3回目-成績表の返却時

合格可能性判定を確認し、子どもの実力が、志望大の合格ラインまであとどれくらいなのかを客観的に把握しましょう。次に教科・科目別のアドバイスをチェックし、今後の学習計画の参考にしましょう。また得点できなかった分野を中心に、再度問題を解き直しておくよう、声をかけるといいでしょう。

Q.うちの子はどの大学に行けますか?入れますか?

A.「子どもがどの大学なら入れるのだろうか」と考える保護者は大変多くいます。その際に気をつけるべきなのは、現在の成績だけを見て判断しないことです。成績はがんばりしだいで伸びていくもの。少し高めの目標を持たせた方がいいでしょう。
また、成績から志望大を決める場合、母集団が大きく、客観性が高い模試の結果をもとにしましょう。保護者は成績ばかりに目が向いてしまいがちですが、志望大選びに関しては、子どもが大学で何を学びたいのか、そして将来どのような職業に就きたいのかをあわせて考えさせることも非常に重要です。

保護者の声

子どもは大学進学ができる成績ではないと思い込んでいた。三者面談で初めて学校推薦型選抜のレベルを超えていると知り、専門学校から4年制大へと志望変更した。学校推薦型選抜で合格したが、あのまま、成績について知らなかったらどうなっていただろうと思う。
(岐阜県/T・T/男性保護者・49歳)


勉強しているところを普段見かけないので、子どもの実力がわかりませんでした。成績、偏差値がどの程度なのかがわからず、偏差値も一時的に良いときもあるのではないかと思えてくると疑心暗鬼になりました。模試の成績など正しい見方を知っておくべきでした。
(兵庫県/K・W/男性保護者・48歳)

Q.オープンキャンパスではどんなことをチェックすればいい?

A.「オープンキャンパス」とは、大学について知ってもらうために大学が実施する高校生や保護者向けのイベントのこと。参加すれば、大学の雰囲気や講義の内容など、さまざまなことがわかります。大学の魅力を自分の目で確かめることで、やる気が高まる子どもも多いようです。

オープンキャンパスでできること

大学の施設・設備見学


キャンパス内の施設・設備を見ることで、大学生活をイメージしやすくなります。学びたいことがなんとなくでも決まっている子どもには、「○○の研究室も見ておかない?」など、声をかけてもいいかも。

模擬授業


学部ごとに行われる模擬授業に参加すれば、その学部で扱う学問内容をわかりやすく理解できます。また、志望大・学部が決まっていないなら、いくつかの講義に参加して一緒に適性や好みを探ってみても。

入試説明会


オープンキャンパスでは、受験生向けのプログラムが数多く開催されています。入試説明会で傾向と対策を解説したり、過去問や予想問題集を配布する大学も。子どもの志望度合いが高いようなら「入試問題ももらっておいたら?」などと勧めるといいでしょう。

大学生相談会


現役大学生がさまざまな相談に乗ってくれるコーナーでは、受験のことから学生生活に関することまでなんでも質問できます。また「大学周辺の家賃相場は?」など、保護者として気になることを尋ねてもいいでしょう。

保護者の声

「大学に入ったら留学したい」と言う子どもとオープンキャンパスへ一緒に行き、留学担当の方に話をうかがいました。「留学しても4年で卒業したいのですが」などの相談をしたり、今までの事例を聞いたりできました。
(茨城県/S・U/女性保護者・45歳)


オープンキャンパスには一緒に行き、学部長や教授との対談にも親子で積極的に参加した。ただし、あくまでも親が出しゃばらないように気をつけた。
(広島県/K・A/男性保護者・54歳)

Q.文理選択の時期はいつ?また文理選択で気をつけることは?

A.文理選択とは、文字どおり文系・理系のどちらに進むのかを決めること。通常、高2・4月からの履修科目を決めなければならない、高1・秋ごろまでに決めます。
将来就きたい職業や、学びたい学問に大きくかかわる文理選択。大学入試の仕組みや、学部・学科の構成が複雑化する現在、「数学が苦手なら文系」などと科目の得意・苦手だけで文理選択を決定することはお勧めできません。将来就きたい職業や、学びたい学問から考えることが大切です。

保護者の声

ものすごく数学が苦手だった子ども。「なんで理系に行くの? 得意の英語を生かした学部を選べばいいのに」と言ったが、子どもの意志は変わらなかった。今思えば、それで良かったと思う。私の中途半端な知識に振り回されず、希望の大学に行けたのだから。子どもの意志の強さに誇りを持った。
(東京都/A・M/女性保護者・46歳)


文系・理系を決めるときに、もう少しきちんと向き合ってあげればよかった。1年生の終わりに決めたので本人も親も真剣さが足りなかった。結局なんとなく文系に進んだが、2年生になって本人がやりたいことには理系の知識が必要だとわかった。結局、通常授業とは別に、先生に個別授業をしてもらうことになってしまった。私たち保護者が理解していれば、最初の時点で方向を間違えることはなかったと思うと申し訳ない気持ちになる。
(神奈川県/T・S/女性保護者・52歳)


ずっと子どもを見てきて、これは理系だろうと思い理系の学部を勧めた。しかし、本人はその分野で仕事に就く自信がないと言って、経済学部を選んだ。親として不本意だったが、そういう選択肢もあるだろうと思った。いくら理系の素質があっても、やる気がなければ生かされない。本人しだいだと考えた。
(宮城県/M・S/女性保護者・55歳)

Q.志望大や志望学部を決める時期は?また何を基準に決めればいい?

A.大学進学にあたっては、選択肢の中から子どもに合う大学・学部を選んでほしいものです。そのためには、いきなり一つに絞ってしまうのではなく、高1~高2の間に情報収集をしながら段階的に決めていくことをお勧めします。
まず、高1では、秋ごろの文理選択までに、興味のある学問をピックアップし、学べる内容などを調べ、文系・理系のどちらに進むべきかを決めましょう。その後、学問研究、大学研究を続け、高2の秋までに大学・学部候補を3~5大学に絞り込み、受験科目を調べたうえで、高3からの履修科目を選択することが望ましいでしょう。 志望大別の入試対策に集中するためにも、高3夏休みまでには、第1志望大・学部を決定しましょう。

保護者の声

まず、子どもに自分の性格をよく理解させ、向き不向きの職業を考えさせる。そして、将来就きたい職業に近い学部を見つける。必ず親と話し合いながら、子どもの気持ちが一人ぼっちにならないようにする。以上を心がけて大学・学部選びにかかわりました。
(福岡県/Y・K/女性保護者・42歳)


本人は好きな勉強を学べる学部を選んで受験しようとしていたが、就職のことも考えて学部選びをアドバイスした。同じ理系でも理学にするのか工学にするのかでも就職が変わってくると聞いたので。
(新潟県/N・M/女性保護者・47歳)


将来像が描ききれていなかったので、学部の絞り込みに協力しました。興味のある分野で就職に強い大学の情報を収集し、本人に渡しました。
(千葉県/M・M/女性保護者・45歳)

Q.偏差値を1アップさせるためには何点必要?

A.偏差値とは、平均点を取った人を50とし、ある集団の中での位置を示す数値のことです。偏差値を1アップさせるために必要な得点は、「標準偏差÷10」で求められます。

標準偏差とは

受験生個々の得点が、平均点からどのくらい離れているかという「得点の散らばり具合」を示す数値です。得点の散らばり具合が大きいほど、標準偏差も大きくなります。標準偏差の値は模試や科目によって異なります。

偏差値の換算方法

計算例

下記の例では、偏差値を1アップするのに、国数英総合で約4.9点、教科別では約1.5~2点ほどが必要と言えます。 例えば、国数英総合偏差値45だった受験生が偏差値50をめざすには、およそ25点(4.9×5=24.5)が必要です。 この得点をそれぞれの教科に振り分けると、具体的な学習目標にすることができます。

■参考データ:過去の進研模試/ベネッセ総合学力テスト結果より

平均点標準偏差偏差値1あたりの得点

国数英総合(300点満点)

102.4

48.5

4.85

国語(100点満点)

39.5

15.5

1.55

数学(100点満点)

31.4

20.6

2.06

英語(100点満点)

31.4

18.8

1.88

Q.受験料を安く済ませる方法は?

A.受験料は、大学入学共通テスト、国公立大の2次試験、私立大で異なります。例えば私立大は、一般学部の平均が3万5000円、医・歯学部で4万~6万円です。 ただし、私立大の大学入学共通テスト利用入試だと、受験料が一般受験の半額から8割程度に。

また大学によっては、同じ学部で一般選抜と大学入学共通テスト利用入試を併願すると減額になったり、1学部分の受験料で何学部でも受けられたり、受験学部が増えるほど割引率が上がるなど、多様な受験料割引を採用しています。

これらの制度を活用すれば、受験料を安くすることができます。

明治大学受験料割引の例

一般選抜入学試験

1学部出願につき35,000円
ただし一般選抜入試において、同一学部内で複数方式を併願する場合は、2方式目の入学検定料が20,000円となる。

全学部統一入学試験 

1学部出願につき35,000円
ただし複数学部・方式を出願する場合に限り、2学部目・2方式目以降の受験料が1学部・1方式につき20,000円となる

※2020年度入試の場合。詳細は大学の募集要項で必ずご確認ください。

ほかの大学でも、受験料の割引制度がありますので、各大学の募集要項でも確認してみましょう。

Q.併願大への「安心料」を抑えるには?

A.「もしものとき」のために納める併願大への納付金は、できるだけ抑えたいもの。
そのためには受験スケジュールをどう組むかがポイントとなってきます。

お金の面から考えると、試験日だけでなく合格発表日や入学手続き締切日も考慮に入れてスケジュールを組むことが重要です。

併願大スケジュールのチェックポイント

併願大スケジュールのチェックポイント

子どものことを考えると、できれば試験日は併願大から始まるようにしたいもの。まず併願大で試験慣れすれば、落ち着いて第1志望大の受験に臨めます。しかし、入学手続き締切日は、できれば第1志望大が先で、併願大が後になるのがベスト。 実際にはなかなか難しいことが多いのですが、「安心料」として大学に納めるお金は1校で済むようにスケジューリングしたいものです。

保護者の声

併願大と本命大について、合格発表日の兼ね合いをあまり考えていなかった。そのため、本命以外の2校にも入学金を納めることになり、トータルで約70万円もかかってしまった…。
(栃木県/K・O/女性保護者・49歳)


本命大の入学金を振り込む前に、併願大の結果がすべてわかったので、金銭的にムダがなく助かりました。
(滋賀県/F・N/女性保護者・48歳)

Q.奨学金にはどのような種類があるの?

A.奨学金は大きく分けて返還義務のない「給付型」と、卒業後に返還義務がある「貸与型」に分けられます。さらに貸与型は、利子があるものと、ないものとに分かれます。
貸与型奨学金の代表としては日本学生支援機構(旧・日本育英会)があります。


日本学生支援機構の奨学金

最も利用者が多い貸与型の奨学金です。無利息の「第一種奨学金」と、大学卒業後に利息が発生する「第二種奨学金」があります(申し込みには各種の条件があります。例えば、「第一種奨学金」は高1から申し込み時までの評定平均値が3.5以上必要など)。在学する高校を通じて申し込む「予約採用」と、進学した大学を通じて申し込む「在学採用」があるのも特徴。
「予約採用」で審査に通れば、大学入学直後から奨学金が振り込まれます。一種または二種申し込み者で条件を満たす人には、入学時特別増額貸与奨学金などもあります。


大学独自の奨学金

国公立大、私立大ともに多くの大学では、独自の奨学金制度を設けています。貸与型と給付型の両方があり、一つの大学で複数の奨学金制度がある場合も増えています。
また、入試で優秀な成績を修めた受験生に向けた特待生制度や学費減免制度も多く見られます。


地方自治体の奨学金

全国の地方自治体の中には、保護者がその地方の在住者であることを条件に奨学金制度を設けているところもめだちます。このタイプの奨学金は、貸与型が多いようです。


民間団体・その他の奨学金

民間の育英団体(交通事故や病気で親が亡くなったり、障害を負ったりしたという子どもを対象に、支援を行う団体)や企業、病院などでも、それぞれ独自の奨学金制度を実施しています。新聞奨学生制度などもこの中に含まれます。

Q.奨学金はいつ申し込まなくちゃいけない?

A.利用者が多い日本学生支援機構の奨学金は、在学する高校を通じて申し込む「予約採用」かつ第一種の場合、「進学前年の春」が募集期間となっているため気をつけましょう。
日本学生支援機構の「在学採用」や大学独自の奨学金、その他の奨学金の多くは、大学入学直後の春に募集を行います。

保護者の声

日本学生支援機構の奨学金を申し込まず、市の奨学金についても知らなかったことが悔やまれる。今からでも、次年度に向けて子どもに申し込みをさせるつもりです。
(滋賀県/S・W/男性保護者・50歳)


「私立大に行かせる余裕はない」と思い込んでいたため、子どもが希望する私立大の学費免除試験に気づかず、申し込みに間に合わなかったことを後悔しています。
(新潟県/K・N/女性保護者・47歳)

Q.子どもの成績が良くないと奨学金の選考に落ちる?

A.給付型の奨学金の中には、高校の評定平均値や入学時・在学時の成績が上位の学生を選考するケースがほとんどです。子どもの成績がその基準に満たなければ、申し込んでも奨学金を受けられません。
貸与型の奨学金の場合、一定の学力基準はあるものの給付型に比べると選考は厳しくはないようです。

保護者の声

仕事が行き詰まって仕送りが十分にできず、子どもには生活費のためアルバイトばかりさせることになってしまった。それでもがんばって成績優秀者に選ばれたようで、大学から奨学金をいただいた。しっかり者の子どもにはいくら感謝しても足りないぐらいだ。
(広島県/N・S/女性保護者・45歳)


子どもは私立大に入学したのだが、入学試験の成績が一番だったため、特待生に。学費が国公立大並みに安くなって助かった。
(茨城県/R・O/女性保護者・47歳)

Q.教育ローンにはどのような種類があるの?

A.教育ローンは、借りる相手先によって「国(日本政策金融公庫)のローン」と「民間金融機関(銀行やJAなど)のローン」の2種類に大きく分けられます。
国の教育ローンには「金利が民間より低い」「在学中は利息のみの返済も可能」などのメリットがあり、民間の教育ローンは商品によって「審査が速い」「借入限度額が国のものよりも多い」など、国のローンにはない長所を持つものもあります。

保護者の声

国の教育ローンの申し込みは、2月以降だと審査に時間がかかるので、早めに申し込むようにしないと間に合いません。我が家がまさにそれで、間に合わない経験をしました。
(兵庫県/Y・Y/女性保護者・43歳)


各種の教育ローンについて、早めに調べておいて助かった。結局、金利が安い国の教育ローンを利用できて、入学金には十分だった。
(青森県/M・S/女性保護者・42歳)

Q.大学受験から大学を卒業するまでに、いくら必要?

A.大学卒業までに子どもにかかるお金は、大きく分けて「受験にかかるお金」「大学の入学金・学費」「大学での生活費」となります。
受験にかかるお金には、受験料や交通費・宿泊費が含まれます。何大学受験するかにもよりますが、国公立大1校、私立大4校くらいを受験したとして、30万円~40万円ほど準備しておくと安心でしょう。
大学の入学金や学費は、進学する大学・学部によって大きく異なるため、子どもの進路希望について家族で話し合う機会を早めにつくるようにしましょう。

初年度納付金のめやす(国公立大、私立大昼間部の平均額)(単位:円)

授業料

入学料

施設設備費

合計

国立大※1

535,800

282,000

※4

817,800

公立大※2

538,633

393,618

※4

932,251

私立大文系※3

781,003

231,811

152,496

1,165,310

私立大理系※3

1,101,854

254,941

184,102

1,540,896

私立大医歯系※3

2,847,940

1,050,306

872,711

4,770,957

区分授業料入学料施設設備費合計

国立大※1

535,800

282,000

※4

817,800

公立大※2

538,633

393,618

※4

932,251

私立大文系※3

781,003

231,811

152,496

1,165,310

私立大理系※3

1,101,854

254,941

184,102

1,540,896

私立大医歯系※3

2,847,940

1,050,306

872,711

4,770,957

※1 文部科学省令による標準額。ただし、国立大の法人化により、国立大の学費も大学間で差が出ている。
※2 文部科学省「平成30年度学生納付金調査」。公立大昼間部の平均額。入学料は地域外入学者の平均額(地域内入学者の入学料の平均額は230,347円)。
※3 文部科学省「平成29年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査」。私立大昼間部の平均額。
※4 施設費、実習費、諸会費などを徴収される場合がある。

大学での生活費は、自宅から通うか、一人暮らしをさせるかによって大きく異なります。毎月の生活費は、自宅生で約3万4000円、自宅外・学寮生で約7万1000円、自宅外・下宿生で約9万1000円となっています。

※日本学生支援機構「平成28年度学生生活調査」より、大学昼間部の年間平均データを12で割った額。
保護者の声

とにかく、子どもが行きたい大学にどのくらいお金がかかるかをしっかり知っておかないと、あとで大変なことになる。うちは公立大に受かったので、ボーナスでなんとかなっているが、私立大ならば、教育ローンを利用しようと思っていた。ローンも借りるところを選ばなくてはいけないので、お金がいくらかかるかを把握するのは大切なことだと思う。
(神奈川県/K・S/女性保護者・50歳)


受験費用は結構かかる。そして入学費用は、合格したら、即時、現金払い。自宅通学で国公立大でも、まとめると100万円ぐらいの出費がある。学校の受験指導の際に知り、お金の準備だけは整えていたので、あたふたせずに済んだ。
(北海道/M・T/男性保護者・53歳)