親子で始める志望大選び 志望大選びの基礎知識

子どもだけでなく、保護者にとっても目標である、第一志望大への合格。もちろん“合格”という結果も大切ですが、高校時代に納得のいく志望大選びができたかどうかが、入学後の大学生活の満足度や、将来の職業選択にも影響する重要なポイントであることは、意外と知られていません。 さあ、新学期。ぜひこの春から、親子で一緒に志望大選びを進めていきましょう。

保護者が知っておきたい!志望大選びの基礎知識

子どもの人生の岐路「志望大選び」。保護者にできることとは?

志望大を決めることは高校生にとって一大イベント。とはいえ、大学についてどう調べていいかわからず、名前やイメージなどで選んでしまう子どももいるようです。そうなると大学入学後にギャップを感じ、挫折してしまうことも少なくありません。ですから、世の中にあふれる多くの情報を取捨選択し、子どもが最適な決断をするために保護者が客観的にアドバイスを送ることは、とても意味のあることです。もちろん、最終的に志望大を決めるのは子ども自身ですが、人生の先輩としてよき助言者でありたいものです。

子どもの進路選択に関して保護者がしていること


決定時期が合格率にもかかわる!?志望大は早く決めるに越したことはありません!

高校によっては高校入学直後から、大学入試に向けた進路希望調査が行われる場合もあります。子どもが「早く決めなければ」とプレッシャーを感じている可能性も…。焦って結論を出す必要はありません。しかし、早い時期に進路や志望大を決めることで、目標ができ、勉強へのモチベーションが上がるという利点もあります。下のグラフを見てもわかるように、難関大に合格した人ほど早い時期に志望大を決定している傾向があります。親子できちんと話し合い、早めに志望大を決めたいものです。

難関大合格者は志望大決定時期が早い

難関大合格者は約6割が高2のうちに志望大を決定しています。またそのうち4人に1人は、高2以前から志望大を決めていることがわかります。

●ちなみに…
第一志望大に合格した人としなかった人の平均志望大決定時期は…。
合格した人→高2・後半
合格しなかった人→高3・1学期

※ゼミサポーター343名へのアンケート結果より。「ゼミサポーター」とは進研ゼミOB・OGの大学生スタッフのことです。

保護者の声

子どもの興味分野と、それをかなえる場所(大学・学部)を早く調べ、ひたすら後方支援ができるように心がけました。また、大学合格のもっと先を見通して、子ども自身が考えられるように導くのが役目だと思います。
(北海道/Y・I/男性保護者・44歳)
高2のときに大学進学セミナーに一緒に行き、大学の話を聞きました。高3になってからでは模試と重なったり、話をじっくり聞く余裕がないため、高2のうちに行くことがおすすめです。学校選びは、早めがいいと思います。
(福岡県/A・M/女性保護者・45歳)

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