入試の仕組み 私立大学一般選抜

さまざまな入試方式で合格の機会を広げられる私立大学一般選抜。概要をしっかりチェックしていきましょう。
私立大学一般選抜
多様な入試方式を理解し子どもに合った受験を考える
私立大学の一般選抜は、文系学部は国語、外国語、選択教科(地歴・公民、数学)、理系学部は数学、理科、外国語の3教科が大半です。また、ほとんどの大学が「共通テスト(旧・センター試験)利用入試」や「全学部統一入試」など、さまざまな入試方式を設けています。例えば「共通テスト利用入試」は、共通テストの結果だけで合否が決まる入試。一回の受験で複数の大学・学部に出願できる点が特徴です。また、共通テストの実施後に出願期間が設けられている「後期」型の入試を実施している場合、共通テストの結果を確認してから出願することもできます。



第1志望校は複数の方式を受験し、併願校は共通テスト利用入試のみにするなど、受験の仕方はさまざま。子どもの合格可能性が高められるよう、出願予定の大学がどのような入試を実施しているかをよく調べ、最適な受験プランを検討しましょう。
地方在住者なら学外試験で体力を温存できる
近年、多くの大学が地方の会場で受験できる「学外試験(地方入試)」を実施しています。地方在住でも、最寄りの会場でゆとりを持って受験できるのがメリット。特に複数の私立大学を併願する場合、試験日が連続することもめずらしくありません。受験費用はもちろん、子どもの体力も考慮して上手に活用しましょう。また、コロナ禍の収束が見通せない中、長距離移動を避けて近場で受験できるのも利点の一つです。