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笑う門には福来たる!人生を明るく照らす「笑い学」とは?

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  • 2017.06.30

「笑い」が学問?そんな疑問を抱く人も多いだろう。ところが、笑いはれっきとした学問として、大学で研究されているんだ。今回は笑いの学問「笑い学」を解説していこう。

古代ギリシアの時代から、「笑い」は重んじられていた!?

今日の「笑い学」を先取りするような深い洞察を示していたのが、古代ギリシアの哲学者、アリストテレスだ。彼の著書のなかでは、ギリシア喜劇の起源を明らかにして、ことわざや謎かけを素材にした気の利いた冗談を分析するなど、笑いを多面的に論じている。19世紀に進化論を唱えたダーウィンも、笑いの表情についての筋肉運動を分析するなど、笑いの科学的研究を行っており、古くから現在に至るまで、さまざまな場所で笑いについての学際的な研究は進められていたようだ。

笑い学は、心理的、生理的、社会的に役立つ学問

「笑い学」は多面的である。医学、精神医学、社会学、心理学、哲学、人類学など、さまざまな観点で研究されている。また、すでに、笑うことで「人とのコミュニケーションを円滑にする」「免疫力を高める」「心理的緊張から緩和される」などの効果があることがわかっている。

お笑いの本場、大阪府にある関西大人間健康学部の森下伸也教授によると、笑いは、他者とのコミュニケーションを必要とする、社会的な存在である人間同士をつなぐことで、人々の魂を救えるところに大きな意義があるという。森下教授は、笑い学に関して「ユーモア学入門」や「笑いの文明史」などの授業を担当している。

例えば「ユーモア学入門」は、笑いの哲学史や笑いの諸類型、笑いの機能、笑いのテクニックなどを網羅する総合的な授業だ。また、「笑いの文明史」は、宗教社会学をベースにした笑いの東西比較文明論。キリスト教や禅宗の笑い、笑う聖像、お笑い芸能などをテーマに扱っている。

なお、関西大人間健康学部では、森下教授が担当する以外の授業でも、笑い学に関する科目を受講することができる。笑いとユーモアの社会的機能に関する分析や、『今昔物語』や『ドン・キホーテ』など古今東西の笑いを扱った文学に触れるもの、心身の健康に笑いがどのように貢献するかを知りつつ、実践するものなど、多岐に渡っている。

笑い学は関西大以外でも学ぶことができる。例えば、帝京平成大の健康メディカル学部作業療法学科では、「笑いとセラピー」という授業のなかで、笑いを病気や障害のリハビリテーションのための大切な要素として扱っている。作業療法学科系の授業では、特別講義などを開いている大学もあるのでチェックしてみよう。

笑い学で社会を明るく!

笑い学を履修した学生は、社会のどのような場所で活躍しているのだろうか。森下教授によると、テレビ局に勤めたり、お笑い芸人になったりして笑いに直結する職業に就く場合もあれば、一般的な企業など、笑いを直接扱うわけではない職業に就く場合もあるという。笑いによってコミュニケーションを円滑にすることで、社会を明るくする人材に育ってほしいとのことだ。

人間同士がお互いに楽しく笑い合うことは、他人を尊重することで争いごとを回避し、平和な世界を構築することにもつながる。笑い学は、混沌としたこれからの社会を生き抜く、心強い味方になるに違いない。

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