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自分の天職を探してみよう
業界&職業研究<福祉業界編>

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  • 2017.08.15

高齢者、障害者、子どもなど、生活に支えが必要な人が、すこやかに毎日を過ごせるためのサービスを提供する「福祉」の仕事。現代社会に欠かせない、とても需要の高い仕事だ。今回はそんな福祉業界の職業と近年の動向について、紹介しよう。

少子高齢化によって高まる需要

福祉は、どんな人でも安定した生活が送れるように、心身のケアを行ったり、制度を整えたり、さまざまな配慮をすること。主な分野として、高齢者の身の回りの世話をする「介護・高齢者福祉」、子どもの教育・生活環境を整える「児童福祉」、障害者が暮らしやすい社会づくりを担う「障害者福祉」などがある。そのほか、生活保護受給者や路上生活者の自立を支援するのも福祉の役目の一つだ。

このなかで、最も市場が大きく、社会的ニーズも高まっているのは「介護・高齢者福祉」。高齢者の人口が増えていることが背景にある。介護職員のなり手は増えているが、まだまだ人材不足。激務を理由とした離職も多く、常に求人募集を出している施設もある。

介護は命にかかわる仕事であり、それだけ専門性も高い。介護職員の給与や働き方を改善するために、職員の育成に力を入れる施設に支援を行うなど、国も積極的に人材育成にかかわろうとしている。働きやすい環境が整うのか、今後の動向が注目される業界だ。

いくつ知っている?福祉業界を支える多彩な職業

福祉の仕事は分野ごとに多岐にわたる。似たような名前の資格・職業が多いため、混同しないように注意。代表的な職業をいくつか見てみよう。

社会福祉士

高齢者や心身に障害がある人の相談に乗り、支援する仕事。その人の生活や病状に合わせて、お金や車いすを支給する手続きを取ったり、介護職員を派遣したり、福祉を受けるための援助を幅広く行う。

介護福祉士

福祉の知識と介護の技術を兼ね備えた、介護・高齢者福祉のプロ。病院やリハビリ施設、老人ホームなどに勤めて、高齢者の身の回りの世話を行う。専門課程のある高校・大学・養成施設を卒業するか、介護職員として経験を積むと、国家試験を受験できる。

精神保健福祉士

心の病を抱えた人の社会復帰を支援する仕事。主に病院に勤務し、来院した患者や家族の相談を受けたり、日常生活を送るための訓練を指導したりする。

児童福祉司

非行、虐待など、家庭の教育問題を扱う「児童相談所」の職員。相談・通報のあった家庭を調査し、専門家の協力を仰ぎながら、問題解決の手助けを行う。地方公務員であり、任用資格を取ったうえで公務員試験に合格しないと就職できない。

介護支援専門員

「ケアマネージャー」とも呼ばれる職業。介護を必要とする高齢者やその家族に対し、訪問介護が合うのか、それとも施設への入所が合うのかなど、個人に合った介護プランを提案する。スムーズにサービスを受けられるよう、介護事業者と連絡を取り合うことも重要な仕事だ。

臨床心理士

精神的な悩みを抱える人のカウンセリングを行う仕事。病院だけでなく、企業や学校、刑務所など、活躍の場所は広い。カウンセリングには高い専門性が必要なため、資格を取るには指定大学院の卒業が必須だ。

福祉にかかわる仕事は、なんらかの資格を求められることがほとんど。興味のある仕事に就くにはどんなルートがあるのか、調べてみよう。

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