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井上苑子さんインタビュー<後編> “近くの目標”を積み重ねた先に“大きな夢”がまっている

  • スペシャル
  • 2018.03.30

大きな夢を叶えた19歳のシンガーソングライター、井上苑子さん。彼女の高校時代や夢の叶え方について聞いてみた。

取材・文/大前多恵
写真/まつたに桜

前編はこちら

大きな目標は苦手
“近くの目標”を一つ一つ積み重ねて

実は、大きな目標を立てるのは苦手分野。ネガティブだな、自信がない奴だな、と自分でも思うんですけど、「大きな目標を立てて、もしできなかったらどうしよう?」と考えてしまうところがあって。だから、心の中では遠くに大きな目標を描きつつ、そこに向かっていけるように、目の前の一歩目をしっかりとちゃんと進めていこう、と。もう少しで手が届く“近くの目標”からどんどんがんばっていこう、と思っていますね。

勢いでやってしまった初めての路上ライブから今につながる道が始まったな、あれが一歩目だったな、と思います。1回目は本当に全然ダメだったので、そのときの景色、感覚は鮮明に覚えていて、忘れられないですね。今思えば「それじゃあ、お客さん集まらないよ」という路上ライブの仕方をしていて……。でも、自分でも「ダメだな」と思えたということは、まだまだやるべきことがある、ということ。そこから2回目、3回目とどんどんやり方を変えていったり、気持ちを変えていったりして、少しずつ変わっていけたんだと思います。

目標をノートに書くこともあります。でも、私の場合は「こういう曲をつくろう!」という行動に繋がるので、思い立ったらすぐ家に帰ってギターを手に取り、歌詞を書きます。自分で書いた歌詞を後で読み返すと、今とは考え方が変わっていたりもするんですよ。だから、「このとき言ってたこと、間違ってたのかも…?」と不安になるときもありますけど(笑)。

最近一番ワクワクして挑戦したな、冒険したな、と思うのは、次のライブツアーに向けた準備ですね。ステージのセットとかグッズとか、今までは「こういうふうなのがいいな」というフワッとしたイメージはあっても、スタッフさんに頼っていたところもあったんです。“経験に勝るものはないな”と私は思っているから、大人に頼ったほうがいい、と考えていた部分もあったし。

でも今回は自分で考えて、自分のやりたいことを全部伝えよう、と思ったんです。「ちゃんと一からやらなきゃな」と思って、企画書や資料も初めて自分でつくってみました。パソコンの授業で習ったPowerPointを初めて使って、わからないところはとりあえず自分で調べて。

世界観、自分の頭の中のイメージって文字やイラストに起こさないとだれにも伝わらないので、文字のフォントも「私はこういう雰囲気でやりたいな」と思っていたイメージに近いものを選んだり、色味も変えてみたり。小さなことですけど、めちゃくちゃ楽しかったです!「どう思われるかな?恥ずかしいな…」とドキドキしながら企画書を見せたんですけど、皆さん「うん、うん」と聞いてくださり、意外と伝わったので、「ああ、自分の想いを言ってみることって本当に大切だな」と思いました。

現役高校生の皆さんへ、メッセージ

高校生の皆さんには自分が「こうだ!」と思ったことをやってみてほしいですね。実際に夢を実現できるかどうかは、やってみないとわからないから、とりあえず一歩踏み出すしかないと思うんです。例えば、私が保育士さんになりたいと思った場合、一度も踏み入れたことのない世界なので、とりあえず保育所に行ってみる、とか。そうやって少しずつ行動してみたら、意外とその世界と自分とのつながり・共通点が見つかるかもしれないし、何か新しい発見があるかもしれないですよね。

不安や怖さも絶対にあると思うし、もし本当に「無理だ」と思ったら、先生とか、自分よりもっと人生を経験している人とかにいっぱい話を聞いて、自分の素直な気持ちも全部言って。もしそれで「甘えてるよ」と言われてしまっても、気にせずに。究極のことを言ってしまうと、高校生だから許される部分があると思うので、そこを強みにすればいいんじゃないかな?と思います。でもそれって、自分が当事者だとわからないんですよね。私自身「もっと言っておけばよかった。大人に甘えたらよかった」という後悔もあるので、高校生はわがままでいいと思います!

新曲「踏み出す一歩がぼくになる」
ライブツアーで伝えたいこと

新曲「踏み出す一歩がぼくになる」は、一歩を踏み出すことの大切さをテーマにした曲。歌っていると自分の背中も押されているような気がします。4月21日(土)にスタートする『Inoue Sonoko Spring Rock!! Tour 2018〜エレキで駆け抜けるで〜』は、東京・名古屋・大阪の3公演なんですけど、全部違って、全部観たことないステージにしたいと思っています。会場はライブハウスですし、一つの景色をみんなでつくっていけるような空間になるんじゃないかな?「“一緒に楽しむ”というのは、こういうことなんだな」と体で感じてもらえるような、疾走感あるライブになっていくと思います。私の曲の中でも結構ロックな歌詞のメッセージ性が強い曲も多くなりそうです。想いのこもっている曲が多いので、そういう曲を一気にドンッ!とお見せしちゃいたいです!

プロフィール

井上 苑子(いのうえ そのこ)

神戸出身の20歳シンガーソングライター。

小6より作詞作曲と路上ライブを始め、高校入学と共に上京。動画配信サービスのツイキャスで人気を集め、視聴者数が200万人を突破しメジャーデビュー。1stシングル「だいすき。」はYouTubeで1000万再生を超え、女子中高生を中心にスマッシュヒット。これまでのミュージックビデオの総再生回数は5000万回を突破。LINE MUSICなどの定額制音楽聴き放題サービスでは毎回1位を獲得するなど、SNS新世代のアーティストならではのヒットを生み出している。

2017年12月6日には2枚目のフルアルバム「JUKE BOX」をリリース。また、歌手としてだけでなく、映画・ドラマ・CMなどへもマルチに出演する次世代のシンガーソングライター。

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