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大学の学び 最新ナビ ~筑波大学 生命環境学群 生物学類~ <後編>

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  • 2017.06.15

理論と実験を結びつけ、1年次から自分で考え行動する力を育む、筑波大学生命環境学群生物学類の取り組みを紹介するよ。

登場人物紹介

  • 大場裕介 おおば・ゆうすけ

    生命環境学群 生物学類4年
    宮城県仙台第一高校卒業。植物の光合成に興味を持ち、生物学を志す。

  • 木村郷子 きむら・さとこ

    生命環境学群 生物学類4年
    山形県立山形東高校卒業。高校時代、「日本生物学オリンピック」に出場。

  • 佐藤忍 さとう・しのぶ

    生命環境系 教授

*プロフィールは2017年3月時点のものです

専門科目の授業を英語で受けて、視野が広がる

スーパーグローバル大学創成支援(*)の採択校である筑波大学では留学生が増えており、同学類ではそれに対応して独自に教育改革を進め、専門科目の約3分の1の授業を英語で行っている。

木村さん:最初は辞書を片手に必死に授業についていっていましたが、次第に専門用語を押さえれば、英語による授業でも分かるという自信がつきました。英語への抵抗感もなくなり、海外の研究論文も積極的に参照するようになりました。

研究室によっては、留学生を交えて英語でコミュニケーションを図る姿も見られるという。

*大学改革と国際化を断行し、国際通用性、ひいては国際競争力の強化に取り組む大学の教育環境の整備・支援を行う、文部科学省の事業。筑波大学は、世界大学ランキングトップ100を目指す大学を支援する「タイプA」の採択校。

研究室では発表の機会が多く、コミュニケーション能力も身につきます

4年次で所属する研究室では、週1回、研究の進捗報告を行います。意見交換をする中で、相手に分かりやすく伝える力や対話力も鍛えられています。(大場さん)

メンバーからの助言や指摘が研究を深めるきっかけに

研究の進捗報告の場では、仲間から異なる視点でアドバイスをもらえるため、失敗の原因が分かったり、行き詰まった時に次の手が見えたりします。(木村さん)

1年次からの学びを土台に自分の力で研究を進める

4年次になると研究室に所属し、未解明の再先端の研究に取り組む。木村さんは稲の病気、大場さんはシロイヌナズナの自己修復が研究テーマだ。1年次から試行錯誤してきた経験が支えとなり、自分の力で研究を進めていくことができ、その面白さを実感しているという。

大場さん:1年次から、数え切れないほど実験とレポート作成を繰り返してきたことが、自分で研究計画を立てたり、どのような実験が必要かを検討して、正確に実行したりする力の土台となっています。

仲間と研究内容を共有し、互いに刺激し合い、成果を追い求める。自身の関心をとことん追究し、研究に没頭できる環境がここにある。

自分で考え、行動する経験を汎用的能力につなげる

佐藤教授:研究者としての専門性に加えて、自分で考えて行動する力を育てたいと考え、カリキュラムを構築しています。例えば、1年次の実験では、思い通りの結果が得られないことがよくありますが、その原因や改善策を考えるうちに、仮説を立てる力や実験技術が向上します。そして、レポート作成では、実験を論理的に振り返り、正確に表現する力が磨かれます。2年次以降も、机上の学びで終わらせないために、実験の時間を十分に確保しています。講義と実験を一体化した学びは、理系におけるアクティブ・ラーニングだと言えるでしょう。
専門科目の授業の多くを英語で行うことも、英語力だけにとどまらない成長に結びついています。語学の壁を取り払うことで、4年次での研究では海外の論文を参考にするなど、広い視野で取り組めますし、留学生との交流を通して得られる学びもあります。
失敗したり、仲間と協力したり、多様な価値観に触れたりと、様々な経験が学びとなり、研究者、そして社会人として必要な力が育っていきます。

※この記事は、ベネッセ教育総合研究所 『VIEW21』高校版 2017年度4月号より引用しています。

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