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大学の学び 最新ナビ~立命館大学 文学部「キャンパスアジア・プログラム」~<後編>

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  • 2018.2.1

日中韓の3つの大学を移動して学び東アジアの架け橋となる人材を育成する、立命館大学 文学部「キャンパスアジア・プログラム」の取り組みを紹介するよ。

登場人物紹介

  • 滝宮七海 たきみや・なみ

    文学部 人文学科2年
    兵庫県・神戸市立葺合高校卒業。留学経験を生かし、国際的な仕事を志望。

  • 楊 天任 よう・てんにん

    広東外語外貿大学 2年
    中国湖南省長沙市長郡中学卒業。将来はアジアで活躍する工業デザイナーを目指す。

  • 廣澤裕介 ひろさわ・ゆうすけ

    文学部 准教授
    キャンパスアジア・プログラムマネージャー

3か国の学生が刺激し合い相互理解を深めていく

2年次には、2か国に半年間ずつ1周目の留学をする。現地での学びの中心は、語学学習だ。文法などの基礎に加え、会話やプレゼンテーションといった実践的な授業を受け、語学力アップを目指す。
人文学科2年生の滝宮七海さんは語る。

滝宮さん:留学先の韓国では、中国人学生の朝鮮語のレベルが高く、負けられないという気持ちになりました。最初は朝鮮語に耳が慣れずに苦労しましたが、1か月ほど経つと、かなり聞き取れるようになり、会話もできるようになりました。

さらに、現地の歴史や文化について講義を受け、ディベートなどの演習を行う。例えば、各国の学生が母国以外の立場に立って議論する中で、相互理解を深めていく。広東外語外貿大学2年生の楊天任さんは語る。

楊さん:尖閣諸島問題について日本の立場から考えるうちに、自分の考えが変化し、物事を客観的に捉える大切さを痛感しました。

また、滝宮さんはこのように述べる。

滝宮さん:ニュースなどを見ていると、中国や韓国には、「反日」意識を持つ方が多いというイメージもありますが、個人によって考え方が異なることを知りました。

寮生活でも、現地の学生や留学生間で交流し、相互理解を深めていく。滝宮さんと楊さんは、このように話す。

滝宮さん:ルームメイトの中国人が夜遅くまで勉強していることに驚き、自分もやらなくてはと刺激を受けました。

楊さん:中国人に比べ、日本人は待ち合わせ時間などの約束を大切にすることを知り、お互いの生活や考えの違いにも触れられました。

3か国の学生が、お互いの言語と
文化を学び合うプログラム

母国以外の2か国の学生と交流し、理解を深め合う中で、母国についても相対化して捉えられるようになりました。(楊さん)

1周目の留学の反省を基に2周目の留学を充実させる

3年次に実施する2周目の留学で、1周目の成果と課題を生かすことができるのが、本プログラムの大きな利点だ。1周目で自分の力不足を痛感し、より勉強に熱心になる学生の姿も見られる。2周目の留学では、語学力が高まり、人間関係も築かれているため、ディスカッションなどで深い議論ができるという。

楊さん:1周目の韓国留学では歴史や文化をあまり理解しておらず、ディスカッションであまり意見が出せなかったので、次はしっかり勉強して臨みたいと思います。

パイロットプログラムの卒業生は、外資系企業やインバウンドに関わる広告会社などに就職し、グローバルに活躍している。

滝宮さん:留学前は将来の目標は決まっていませんでしたが、1周目の留学を経験する中で、日本語教師など語学力を生かした国際的な仕事に就きたいと思っています。

母国以外の2か国を
2年間で2周して学ぶ

2年次の前期の韓国留学では、語彙力の不足を実感。3年次の韓国留学では、もっと深いコミュニケーションを取れるようになりたいです。(滝宮さん)

3か国の関係性の中で自分を対象化して成長する

廣澤准教授:「キャンパスアジア・プログラム」は、3か国の大学が合同で行っている点がポイントです。距離的にも近く、政治・経済でもつながりが深い中国や韓国の文化や歴史、社会を学び、違いを認識しつつ相互理解を深めることをねらいとしています。そのため、本プログラムの授業では、3か国の学生が混合されたチームをつくり、ディベートやプロジェクトなどに取り組みます。
例えば、ディスカッションでは、日中韓の関係性も考慮する必要があり、意見を調整し、まとめる力が育っていきます。日本人学生は、中韓の学生が積極的に自分を表現する姿に刺激を受けるようです。一方で、客観的な立場から相手の意見を聞き、時には中韓の学生の仲介をするなど、調整能力の高さは日本人学生の強みだと思います。そうした違いは、2か国ではなく、3か国の学生が実際に交流し、自分を対象化することで見えてくることです。
また、各国にできる友人も貴重な財産となります。3か国での学びを通し、東アジア社会の安定と発展に貢献する人材が育つことを期待しています。

※この記事は、ベネッセ教育総合研究所 『VIEW21』高校版 2017年度12月号より引用しています。

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