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大学の学び 最新ナビ~滋賀大学 データサイエンス学部~<前編>

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  • 2018.12.11

社会を意識したカリキュラムで、データ分析のスペシャリストを育成する「滋賀大学 データサイエンス学部」の取り組みを紹介するよ。

登場人物紹介

  • 木方泰輔 きほう・たいすけ

    データサイエンス学部 2年
    愛知県立一宮興道高校卒業。生物・化学分野のデータサイエンティストを志望。

  • 石原諒久 いしはら・あきひさ

    データサイエンス学部 2年
    岐阜県・私立鶯谷中学・高校卒業。データサイエンティストとして社会に貢献したい。

データサイエンス分野を
体系的に学ぶカリキュラム

経済や医療、教育など、あらゆる分野でビッグデータの活用が進み、データ分析の知識と技能を持つデータサイエンティストの需要が高まっている。2017年度、滋賀大学は日本初となるデータサイエンス学部を設置し、データ分析を通して新たな価値を創造できる人材の育成を目指している。1期生である2年生の木方泰輔さんは、入学の動機を次のように話す。

木方さん:人工知能や予測分析に興味があり、将来、幅広い分野で生かせそうだと思い、入学を決めました。

同学部では、データサイエンスの土台として、1年次から「データアナリシス(統計学)」と「データエンジニアリング(情報学)」の2分野を並行して学ぶ。「データアナリシス」では、数学の「線形代数」「解析学」などの演習を含む授業を通して、データ分析の手法を習得する。「データエンジニアリング」では、主にプログラミングを学んでデータ処理の技術を身につける。文理融合を標榜する同学部では、文系と理系の出身者の比率はおよそ2対3だ。2年生の石原諒久さんは、理系出身だ。

石原さん:「数学は入門レベルからスタートするので、理系出身の学生にはいい復習になります。文系の友人も、無理なく学びを進められています」

授業で学んだ内容を応用して
データの分析と処理を実践

データサイエンティストとして視野を広げ、実践を積む科目も、1年次から多く設置している。前期の「データサイエンス入門」は、教員がリレー形式で各専門分野の解説をする授業で、データサイエンスの全体像を把握する。後期の「データサイエンス入門演習」では、前期に学んだデータ分析の手法を用いて、企業から提供されたデータを分析するグループワークを行う。

木方さん:エナジードリンクと清涼飲料水の購買データの比較分析を行いました。ほかのグループとは異なる分析結果を出したいと考え、さまざまな方法での分析に挑戦しました。

石原さん:グループのメンバーやほかのグループの考えを聞き、どこに着目し、どの手法を使うのかで分析結果が全く異なることがわかり、データサイエンスの面白さと難しさを感じました。

また、同学部は、金融、製造、サービス、公共など、さまざまな企業・団体と連携した教育を展開している。1年次の「データサイエンス実践論A・B」では、多様な業界の外部講師による実践的な講義が行われる。木方さんは、IBMの社員による、同社が開発した人工知能「ワトソン」(IBMが開発した質問応答システムで、日本語や英語などの言語を理解・学習し、人の意思決定を支援する)をテーマとした授業が、特に印象深かったと話す。

木方さん:「ワトソン」が病気発見に活用されているという話を聞き、『機械が人の命を救う時代になったのか』と感銘を受けました。ワトソンのプログラミングも体験して、人工知能への関心が一気に高まりました。

同学部のゼミは3年次から始まるが、1、2年次は有志の教員と学生が集まり、課外活動として自主ゼミを実施している。「ワトソン」への興味を持った木方さんは、人工知能に関する自主ゼミに参加している。

1年次からデータ分析を行う授業があり、新たな価値を見いだす力が鍛えられます

「データサイエンス入門演習」では、携帯電話会社から提供された人の移動データをもとに、各グループが「夏休みにはこの駅に人が集まる」といった、データから読み取れる傾向を分析して発表しました。(石原さん)

企業で活躍する外部講師による授業で、データ分析が社会でどう役立つのかを実感

「データサイエンス実践論A」では、日本IBMの社員の方がビッグデータの分析・活用に関するさまざまな事例について講義されました。医療分野でも活用されていると知り、驚きました。(木方さん)

※この記事は、ベネッセ教育総合研究所 『VIEW21』高校版 2018年度10月号より引用しています。

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