富山大学/医学部の詳細情報

本学部は、富山県民の強い要望により1975（昭和50）年に北アルプスを一望できる丘陵 （現・杉谷キャンパス）に富山医科薬科大学医学部として創設されました。その後、1993年に県内初の看護系大学として看護学科を新設。2005年には旧富山大学ならびに高岡短期大学と統合され、新たな富山大学医学部として生まれ変わりました。「薬の富山」としての300年の歴史を背景に薬学部ならびに和漢薬研究所（現・和漢医薬学総合研究所）と密接に連携し、東西医学の統合をめざした、特徴ある教育・研究・臨床を行っています。

医学科は6年、看護学科は4年の一貫教育を行う中、1年次は、五福キャンパスで他学部生と一緒に教養教育を学びます。また、医学部（医学科・看護学科）と薬学部（薬学科・創薬科学科）の学生が共に学修する「医療学入門」や「新入生医療学研修」を開講し、医療人となるためのオリエンテーションを実施しています。

本学部では、「富山医療学」の講義や実習などを通して地域医療を学び、また短期国外研修や外国からの留学生との交流を通して国際的な視野に立った考え方を培うことができます。また、「和漢医薬学入門」を開講し、伝統的な東洋医学を早期に学べる特徴のあるカリキュラムも用意し、東洋医学と西洋医学の先端的医学知識を身に付けた意欲的な学生の育成を行っています。

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日々進歩する医学の知識や技術を身に付け、豊かな人間性を備えた医師・医学者をめざす

医学教育における分野別認証評価（国際認証）によって、本学の医学教育が国際基準に適合していると2018年3月に認定されました。3年次からは、臓器別に基礎と臨床医学の教員が相互協力して行う統合型教育を行い、4～5年次には本学附属病院を中心とした臨床実習を経て、5～6年次には「選択制臨床実習」として地域や国外の関連教育病院で研修も可能です。

看護学を体系的に学修し、自立した専門職業人をめざす

1年次から2年次にかけて教養科目と看護基礎科学を学び、介護体験実習や基礎看護学実習を通じて、看護学における基本的な考え方や技術を学びます。2年次から3年次にかけては看護専門学を中心に学び、3年次後半からは、学んだ知識や技術を統合し、根拠に基づいた看護を実践するため、病院、保健福祉センター、訪問者看護ステーションなど地域の関連施設で臨地実習に参加。看護学の統合・発展・探究を段階的に学修します。

生命の尊厳を理解し、医療人として不可欠な倫理観と温かい人間性、専門性を備え、専門的知識及び技能を生涯にわたって維持し向上させる自己学習の習慣を持ち、国際的視野に立って医学、医療の発展、及び地域医療等の社会的ニーズに対応できる人材を求める。

看護は人間の健康全般に関わる領域であり、病める人々のみでなく、その家族及び地域で生活する多くの人々から、深い信頼と多くの期待が寄せられる。これに応えるためには、学生時代から、人間性の涵養とともによく学ぶ習慣を身に付けることが必要である。このことから看護学科では、以下の素質を有する優秀な人材を求める。
・基礎学力があり看護学に深い関心を持つ人
・自ら学ぶことをめざせる人
・人間に強い関心を持ち、人々の安寧のために働くことを希望する人
・他者との連携を保てる人

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