こうちこうか

高知工科大学

公立大学 高知県

●2024年4月、データ&イノベーション学群を開設

高知工科大学/理工学群の詳細情報

(定員:100名)

学科・定員・所在地

学科・定員

応用物理専攻
機能化学専攻
生命情報専攻

所在地

1~4年:高知

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●理工学の基礎と応用技術を追求し、新領域の開拓を図る
●理工学分野の多彩な領域で融合教育・研究を推進する3専攻
●理学的知識と工学的センスを兼ね備えた総合力を身に付ける

「主専攻」と「副専攻」の2本立てで学べる体制を整備し、融合化・学際化が進む現代の理工学において、「理+工」ではなく「理×工」での深化を実現し、高い専門性と幅広い教養に加え、理学的知識と工学的センスを兼ね備えた「総合力のある人材」の育成をめざします。

【キャンパス】

香美キャンパス(高知県香美市土佐山田町)

【学生数】

398名(2023年5月1日時点)

【専任教員数】

27名(2023年5月1日時点)

【大学院】

工学研究科 基盤工学専攻

応用物理専攻

【講義・学問分野】

金属材料の物理、マテリアルデザイン、物性物理学、機能デバイス工学、マテリアル強度学、セラミックス材料学

機能化学専攻

【講義・学問分野】

アドバンスト化学、物性化学、有機化学、触媒化学、高分子化学

生命情報専攻

【講義・学問分野】

細胞増殖制御の分子生物学、植物機能形態学、分子細胞生物学、遺伝子工学、生物資源科学、ゲノム科学、環境遺伝学

入学者・卒業者数

入学者数

102人
男女比
女子生徒数
22
男子生徒数
80
地元占有率
地元出身学生数
19
入学者総数
102

学部の特色

理工学の基礎と応用技術を追求し、新領域の開拓を図る

今や人間活動のあらゆる領域で環境への配慮が求められ、企業や研究機関では幅広い知識と深い専門性に加えて、確かな環境リテラシー力を持った人材への期待が日に日に高まっています。本学群では、このような社会状況に対応するため、物理学・化学・生物学分野の多様な領域で「地球に優しい」理工学の基礎と応用技術を追究し、時代を拓き、次代を担う新領域を開拓します。

理工学分野の多彩な領域で融合教育・研究を推進する3専攻

例えば、分子生物学には生物学と化学の知識が、材料科学には物理学と化学の知識が必要であるように、融合化・学際化が進む現代の理工学では、複数分野の専門知識が不可欠です。本学群では、1・2年次に物理学、化学、生物学の幅広い基礎知識や融合領域を学び、3年次に応用物理、機能化学、生命情報の3専攻から「主専攻」と「副専攻」を選択して2本立てで学びます。「2つの武器」を持つことにより、卒業後の進路の幅は大きく広がります。

理学的知識と工学的センスを兼ね備えた総合力を身に付ける

自然界の成り立ちの根源を数学的言語によって探る「理学」と、世界の合理的理解に基づいて人間の利益となる技術開発をめざす「工学」は、相互補完の関係にあります。両方の価値観に触れ、それらが融合したより高い認識をめざすことは、個々の分野の技術的側面の修得と並んで重要です。本学群では、理学的知識と工学的センスを兼ね備えた総合力を身に付け、「地球に優しい」これからの理工学の未来を拓く人材をめざすことができます。

学べること

応用物理専攻

これまでなかった新材料の開発で未来を拓く

とても軽いのに強い、電流は流れるのに熱は通さないなど、人類は相反すると思われる性質を併せ持つ材料を次々と入手してきました。その背景には、古典的な力学、電磁気学、熱力学に、先端的な量子力学、統計力学、固体物理学、結晶化学などを組み合わせることによって高度に発展した「材料科学」があります。本専攻では物理学を基礎に、材料科学、デバイス工学、シミュレーション物理などの応用物理学を学びます。幅広い融合分野における物理的素養を身に付け、合成技術や特性付与技術といった物質(材料)を扱う基本的なスキルを修得。将来は製造業を中心にさまざまな分野において、企画開発や製造、技術営業部門などでの活躍が期待されます。

【授業・講義】
金属材料の物性

材料科学は、数学・物理学・化学などの基礎自然科学をベースとして、「物質」から人類の役に立つ「材料」を創り出すための学問です。結晶学を中心に材料の特性を発現させるための組成や構造・組織の制御技術の理解に必須となる固体物理学の基礎を学びます。

機能化学専攻

化学を通じて「ものづくり」の原点を学ぶ

「化学」は、物質を扱うすべての学問の基盤です。一見、異なる分野に見える物理学、生物学、材料科学、環境科学も化学の視点から統一感を持って語ることが可能です。本専攻は、既存の化学専攻を、より実践的な学びに改編。化学分野の基礎科目をベースに、新たな機能性材料の開発やその基礎原理の解明に必要な知識を学びます。化学分野を超えて物理・生命科学分野といった多分野に横断した最先端の研究・開発を実践できる人材をめざします。将来は、化学の分野に限らず、さまざまな物質・材料を扱う企業・研究所において、研究者・技術者として活躍できる理工系人材として活躍できます。

【授業・講義】
有機化学1、2、3

有機化合物命名法や有機化合物の構造・反応・合成法などについて学び、生命現象の理解につながる有機化学の基礎を身に付けます。また、電子の動きによって有機分子がどのように振る舞うのか、化学反応がどのように進行するのかを理解することにより、化学反応は覚えるものではなく、考えることによって、ある程度は予測できるものであることを学びます。

生命情報専攻

生命のメカニズムに切り込み、課題解決に生かす

医薬品、化粧品、機能性食品の創出や改良、生活排水や汚染土壌の浄化に適した生物種の分子育種、バイオエネルギー生産に適した微細藻や菌類の単離などには、生命科学のみならず、環境科学など他の領域にも踏み込んだ研究が必要です。本専攻は、既存の生命科学専攻からゲノム解析に代表される生命情報を取り込み、生命現象のさまざまな階層や局面で機能する生命情報の仕組みと、それを読み取くための技術を学びます。ゲノム情報の解読、遺伝子導入、酵素特性の解析や改変、生きた細胞の蛍光観察など、生命科学の専門知識と先端手法を身に付け、社会の持続発展に貢献できる広い視野を持った人材を育成します。

【授業・講義】
細胞生物学

細胞は生物を構成する最小単位であり、その生命のしくみについての知識は生物学を学ぶ上で基礎となります。この授業では、細胞の構造、エネルギー合成、物質生産など、本学で開講されている生物科学に関連する科目を受講するにあたって、必須の基礎知識を身に付けます。

アドミッションポリシー

学士課程全体のアドミッション・ポリシー

高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学を目指す」ことを目標として掲げています。この目標に賛同し、来るべき社会に活躍できる人材になるという強い意志と情熱を持ち、勉学意欲のある人を求めます。
高知工科大学には、システム工学群、理工学群、情報学群、経済・マネジメント学群、データ&イノベーション学群の5学群があります。各学群の教育の理念・目標を理解するとともに、それぞれの分野への高い関心と志望動機・目的意識を持ち、本学で学ぶための基礎学力を有していると認められる人の入学を希望しています。

理工学群のアドミッション・ポリシー

高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、理工学群では、自然科学について興味があり、探究心に溢れ、次のような資質を持つ人を求めます。
(1)自然科学全般を学ぶための十分な基礎学力
(2)学んだことを社会で活かすためのコミュニケーション力と語学力
(3)持続可能な社会の構築に尽力したいという意欲
(4)身に付けた広い分野の知識を融合させて社会に貢献したいという情熱
さらに、大学院へ進学することで、製品開発・商品開発や持続可能な社会の構築をけん引するような、先端的な科学技術に精通した人材を目指すことを推奨します。
本学群の入学試験について、上記の4つの求める資質を評価・選抜するために、以下の入試を実施します。
4つの資質を持ちあわせながら、特に(1)と(2)に秀でた人を選抜するために「一般選抜」を実施します。「一般選抜」では、主に、大学入学共通テストと理科・数学の個別学力試験の結果をもとに評価し、選抜します。
4つの資質を総合的に評価するために「学校推薦(一般区分)」、「総合型選抜」を実施します。学校推薦(一般区分)では、口頭試問にて(1)、(2)を、面接試験にて(3)、(4)を評価します。面接試験と口頭試問の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。総合型選抜では、面接試験と提出書類にて(2)、(3)、(4)を、学群適性検査にて(1)を評価します。適性検査と面接試験の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。
さらに、多様な人材を求めるために「社会人特別選抜入試」を実施し、優れた人材を見出します。

問い合わせ先

【URL】

https://www.kochi-tech.ac.jp/academics/env/

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