医療創生大学/私のイチオシ

高校2年生のときに学校の図書館で心理学の基礎に関する本を読んだことが最初のきっかけです。スクールカウンセラーの方が心理学を学んでいるということを知り、ますます興味を持ちました。当時、国家資格の公認心理師が誕生したばかりの頃で、私も心理学を生かした仕事がしたいと考えるようになっていたのです。また、私は東日本大震災を経験し、その時に感じた恐怖や不安から、不安を抱える人々に寄り添い支えることができるカウンセラーになりたいと考えて、心理学を学ぶことを決めました。

大勢の人が行き交うにぎやかな場所でも自分の名前を呼ぶ声は聞こえる、という経験をしたことがある方もいると思います。「カクテルパーティ効果」と言われる現象です。この他にも、授業を通して、心理学で説明できる現象が日常生活の中にはたくさんひそんでいるということに気づくことができました。この気づきを楽しめるのは心理学ならではだと思います。心理学を学ぶことで、日々の生活で視野が広がったと感じることができます。

心理学部ならではのおすすめスポットは「カウンセリングルーム」。通称「箱庭部屋」です。砂が入った箱が置かれ、「箱庭療法」という心理療法を行います。本学の3号館西棟にはほかにも心理学の実験や研究に用いる部屋がたくさんあるので、ぜひ見ていただきたいです。また、本学の図書館は落ち着いて勉強できる環境が整っているので気に入っています。1階フロアには無人コンビニがあり、勉強の合間の休憩にぴったりです。