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管理会計で「コンビニが24時間営業する理由」が説明できる

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経済学部 経営学科 東海林孝一先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

どんな時代でも生き残れる!多角化戦略の事例を3つ、紹介していきます。
【1】醤油メーカーのキッコーマンは、トマトケチャップの製造販売業も行っています。経営多角化の一環として、1961(昭和36)年には農産加工食品の製造を目的とした子会社を設立。社会における洋食の流行の波とともに、事業を発展させていきました。この子会社はケチャップに加えて、中華料理でよく使われるオイスターソースの製造販売でも、利益を上げています。
【2】チョコレートやスナック菓子で有名な明治は、70年以上にわたって20世紀最大の発明ともいわれる「ペニシリン」や各種抗菌薬の生産を行っています。長年うがい薬の製造販売を手掛けていたことでも有名ですね。
【3】即席麺のイメージが強いマルちゃんは、1953(昭和28)年に築地市場にて創業した会社で、マグロを中心とした「海の幸」の取引および輸出も行っています。現在は売上の60%以上を即席麺が占めていますが、もともとは水産物・冷凍冷蔵物を扱う水産会社として世間に知られていました。それを裏付けるように、会社名は今でも「東洋水産」です。

この学問のココが面白い!

深夜は客が少ないとわかっていながら、なぜコンビニは24時間営業するのか。
管理会計の観点から、その理由を説明しましょう。
コンビニの土地や建物は、ほとんどが借り物です。「セブン-イレブン」の名前の通りに午前7時~午後11時の16時間営業とするのではなく、定休日や営業時間の制限を設けずに24時間営業とすれば、土地代や家賃は毎月一定(固定費といいます)なので、1時間当たりの固定費負担が軽くなります。他方で、アイスクリームや冷凍食品保存用の冷凍庫・看板は24時間稼働させることになりますが、16時間営業の場合と比べたときの費用負担額は、わずか2割程度しか増加しません。人件費(変動費といいます)も同様で、24時間営業にしたとしても開店・閉店準備にかかる時間を考慮すると、約7時間分のコストしか増えないことになります。深夜に昼間の1/3程度の客数しか見込めなかったとしても、結果的に閉店してしまうより、長時間店を開けておいた方がよいのです。
高級料理店が格安のランチメニューを提供しているのも、上記と同じ理由です。安価なメニューを展開しながらも営業時間を延ばすことで、1時間当たりの固定費負担を抑えているのです。

キャンパスのお気に入りスポット

「有栖川宮記念ホール」からの眺望

高さ約80メートルを誇る、渋谷キャンパスの「若木タワー」最上階(18階)にある「有栖川宮記念ホール」が、超オススメです。國學院大學の母体・皇典講究所の設立を宣言した、有栖川宮幟仁親王を顕彰するこのホールからは、東京タワー、スカイツリー、六本木ヒルズなどの名所を望むことができます。オープンキャンパスのキャンパスツアーに参加すれば、抜群の眺望を誇るこの施設を案内してもらえることも!渋谷の街並みを一望できる夜景は、グルメリポーター風にいうと「宝石の玉手箱や~ん」です。

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