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子どもの成長において重要な「遊び」の意義を考える

顔写真
人間開発学部 子ども支援学科 結城孝治先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

「なぜ勉強しなければいけないのだろう」と考えたことはありませんか?「小さい頃は一日中遊んでいても、何もいわれなかったのに」と思いませんか?これには理由があります。幼児期の子どもたちにとって「遊ぶこと」は、とても重要だと考えられているのです。もっといえば、後の人生をよりよく組み立てていくために、幼児期の子どもたちは十分に「遊ぶ」必要があります。子どもにとって「遊び」とは何なのか、「遊ぶこと」によって何が育つのか、どんな力が養われるのか。発達における「遊び」の意義は、学問において私たちが探究していくべき、重要な観点の一つなのです。

この学問のココが面白い!

子どもは放っておいても遊ぶと思われていました。ところが、遊ぶための条件には「さんま」が必要だといわれています。魚の「サンマ」ではなく「時間」「空間」「仲間」の「三間」です。現代社会においては、この3つ全てが自然と子どもたちの周囲にそろっているわけではない、ということは皆さんも容易に想像できるかと思います。遊びは自発的な活動であると同時に、創造的・想像的な活動です。自分たちでいろいろなものを使って、作って、相談してルールを決めて、みんなで協力し合いながら(時にはケンカもしながら)行われるものです。私は、特に子どもの仲間関係の構造と遊びの形態的特徴に焦点を当て、遊びが盛り上がる集団は「どんな関係構造を持っているのか」「どういう経過を経て形成されるのか」また「どうすればそのような活気のある集団へと成長していくことができるのか」に着目して、研究を進めています。

キャンパスのお気に入りスポット

1年次から演習・実習を積み重ね、実践力を養う

横浜たまプラーザキャンパスには「幼稚園や保育園で、どのように保育を行うのか」「どのような環境づくりを行うと、子どもたちの遊びが発展していくのか」をより具体的にイメージさせるために「保育室」が設置されています。学生たちはこの施設での学びを通して、子どもの活動をふまえた空間のつくり方や、子どもとの向き合い方における創意工夫を学ぶことができます。
幼児期の自発的な活動である“遊び”は“学び”だとされています。特別教室を利用しながら、演習や実習の経験を積み重ねていく過程で「子どもたちが思いついた遊びがどのように発展していくのかは、保育者の環境づくりの工夫次第である」ことが、実感できると思います。

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