多摩美術大学/志望理由

幼い頃から絵を描いたり、ものをつくったりすることが好きで、「将来は美術に関連した職業に就きたい」と考えていました。また、小学生の頃から本を読むことも好きでした。そういったことから、大学進学にあたって学科を選ぶ際に、「芸術学科」に興味を持ちました。そして「芸術学科」について詳しく調べているうちに、キュレーターや学芸員といった、裏方として芸術を支え、人々と芸術をつなぐ役割を担う職業に惹かれるようになりました。

「芸術学科」のある大学といっても1つではありません。では、どこを選ぶか？と考えた時、私は「ものづくりのための設備が整っている」ということが私立の美大に通う最大のメリットではないかと感じました。また、自分が興味を持った分野について、とことん掘り下げ、主体的にさまざまな活動をしている先輩たちのいる環境に身を置くことは、自分自身にとっても良い影響となるのではないかと思いました。そこで選んだのが、多摩美術大学です。

さまざまな分野で活躍されている先生方のお話を聞く中で、美術は「自分が思っている以上に日常の多様な場面で必要とされている」ということを実感しています。例えば、幅広い視点で物事を見る力、アイデアを生み出す力、創造性・独自性は、美術という分野の中だけではなく、実生活や社会に出てからも大いに役立つ力です。多摩美術大学では講義や制作課題などを通してそれらの力を育てることができます。私は学科で学んでいること以外にも、映像やファッション、デザインなどにも興味があるので、卒業後の進路はまだ決めていません。しかし、今後どの進路をめざすことになっても後悔のないように、今学んでいることを吸収しつつ、何にでも挑戦する姿勢を持ち続けたいと思います。