新潟リハビリテーション大学/私のイチオシ

高校生のとき、医療関係の仕事を調べる過程で作業療法士という職種を知り、身体だけでなく心も含めてサポートできる点にとても魅力を感じました。それをきっかけに、全ての人が自分の思うままに作業を行えるように支援したいと思いました。特に「手指などの機能が回復したから作業ができるようになる」のではなく、「やりたい作業を通じて手指などの機能を回復する」という考え方に強く心を打たれ、作業療法士を志すようになりました。

作業療法では、作業分析といって1つの作業を通して行われる動きを詳細に分析し、「どのような効果があるのか、どこの筋肉を使うのか」などを一つ一つ考えます。普段から自分が何気なくやっている動作も細かく考えるようになり、そこから新しい発見が生まれるところが興味深いです。作業分析をすると物事をさまざまな角度から考えられるようになるため、とても大切な工程だと感じています。

作業療法では、大人だけではなく子どもにもリハビリテーションを提供することがあります。子どもは遊びを通じて感覚や運動機能を発達させるため、学内にはボールプールやトランポリン、ブランコなどの遊具を備えた教室があります。遊具を使った遊びを実践することでリフレッシュにもなるため、おすすめです。