新潟リハビリテーション大学/志望理由

私がスクールカウンセラーをめざそうと思ったのは、高校生時代の経験からです。その頃の私は周りの環境変化と物事を気にしすぎてしまう性格が影響し、授業に出るのがつらくなっていました。そのときにスクールカウンセラーの存在を知り、実際にお会いして話すと気持ちが楽になりました。スクールカウンセラーは学校という限られた世界からの逃げ場のような場所で、私にとって救いの場でした。それ以来、私も人に寄り添い「心の重り」を軽くできる人になりたいと思うようになりました。

オープンキャンパスで大学の雰囲気に触れ、学ぶ内容や少人数制という点に惹かれたと同時に、教員と学生の距離が近く話しやすそうな環境だと感じました。少人数制のため心理学についてより深く学べる環境が整い、音楽療法やアートセラピーといった特色ある講義を受けることもできます。そのうえ解剖学や生理学なども学べるため、心と身体のつながりを掘り下げることができると思いました。資格を取得できることも魅力の一つです。

人間関係やネットの誹謗中傷が原因で自殺する人、職場の環境から過労死する人の話をニュースでよく聞きます。人が生きていくうえで他人とのつながりを避けることはできず、自身を取り巻く環境も常に変化していきます。その中で自分を傷つけないために、また自分自身をよりよく理解するために、心理学は手助けとなる手段の一つだと考えます。人が自分らしく生きる支え、その役割を担う心理学は、これからの社会でも重要な役割を果たす学問だと思います。