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教育宣教師、アニー・L・ハウがフレーベルの保育理念を幼児の保育に生かそうと頌栄を創立して135年。長い歴史と伝統の中で育まれた実践的なカリキュラムにより、創立当時から変わらない子どものこころを輝かせる人間教育を行ってきました。
キリスト教主義の保育者養成校である本学が輩出してきた約9,000人もの卒業生が、全国の保育現場で活躍しています。

子どもたちと接する実習は、学んだ知識と技術を自分のものにする場です。授業だけでは体験できない多くのことを身につけられるよう、本学では実習を重視。幼稚園、保育所（園）、福祉施設における2年間で計6回の実習を通じて実践力を磨き、保育観を確立します。

独自の教育･保育基礎実習
本格的な実習に入る前に、系列の幼稚園と認定こども園で行う「教育・保育基礎実習」。子どもはどんな話や行動をして保育者はどう応えるのか。観察して記録することで子どもを観る目を養います。自分が保育に携わる際のイメージづくりにもつながります。

先輩がいるから安心して臨める
実習先は系列の幼稚園、認定こども園と長年の伝統で培ってきた多くの協力施設。大勢の卒業生が働いているので安心して実習に取り組めます。また、1年次と2年次で同じ保育所（園）で実習を経験できるため、自分自身の確実な成長を実感できます。

事前事後もしっかり指導
実習前には授業と個別指導を通じて、子どもを理解する視点、実習記録･指導案の書き方、実習に参加する心構えなどを学び、安心して実習に臨めるようにします。 実習中、 実習後も一人ひとりのケースに応じたきめ細かなサポートを実施。実習経験を確かなスキルに変えていきます。

本学では、進路担当・実習担当・学生相談室等全学で連携し、きめ細かいフォロー体制で支援を行っています。 また、キャリア科目やガイダンス、個別の進路相談等、学生の夢の実現のため、さまざまなかたちで経験豊富な教職員が全力でサポートします。2023年3月卒業生の就職率は100％。実績には理由があります。

頌栄短期大学の建学の精神と教育目標を理解し、ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるための条件として、保育科では次のような人物を求めます。

1. 子どもを愛し、大切に守り育てていこうとする人
2. キリスト教精神に基づき社会に貢献する意欲をもち、保育者になるという強い意思と情熱をもっている人
3. 高等学校等で養った基礎学力を有し、保育の知識と技能を身につける努力を惜しまない人
4. 人とのつながりを重んじ、他者との相互理解に努めようとする人
5. 大学の学びを円滑に進めるため、自己の能力の向上に入学前から取組むことのできる人

キャンパスには幼稚園が隣接しており、子どもたちの元気な声を聞きながら学生生活を送ることができます。
子どもの姿を日々身近に感じ、高いモチベーションを維持できる環境は、本学ならではの魅力です。

本学が創立された明治期の貴重な図書から最新の保育指導書まで、蔵書約11万冊を誇ります。幼児教育の専門書12,000冊、絵本15,000冊、紙芝居1,400組以上のほか、大型絵本、パネルシアター、エプロンシアター、ペープサートなども多数所蔵しています。
実習期間中は貸出期間を延ばすことができ、貸し出し可能な冊数が増えるなどサポート体制も整っています。

本学の創設者A.L.ハウの名前が付けられた「ハウ記念館」は、創立100周年を記念して建てられました。チャペルおよびホールには、荘厳な響きを奏でるスペイン製のパイプオルガンのほか、小磯良平画伯が原画を描いたステンドグラスが設置されています。