高校生環境小論文コンクール

2023年度の課題と受賞作品

論文課題

家、学校、地域などあなたの身の回りで、地球や生物に負荷をかけていると思う問題を
挙げ、○○の立場から、その問題の解決策を800字以内で提案しなさい。
その際、その解決策が有効だと思う理由も述べなさい。


○○には、あなたの設定したい立場を自由に入れなさい。
例:環境大臣、企業の社長、教師など

コンクール総評:審査監修 東海大学副学長・慶應義塾大学名誉教授 細田衛士先生

 今年の応募作品は、全体に文章がしっかりしており読みやすくなっていると感じました。短めの文を滑らかにつなげたわかりやすい文章や、数字などの具体的な根拠を付して説得力を高めている文章も目立ちました。また、設定した立場と提案内容をうまく同期させたり、自分の提案の弱点をきちんと示してその問題の回避ないしは弱める方法について述べたりといった工夫ができており、文章作成能力の向上が見られました。コンクールに向けて前年度の講評をしっかりと読み、書く練習を積んできたことがうかがえます。
 一方で課題もあります。最後の締めくくりの文章の弱さです。緊張感ある文章がきちんと書けていたのに、最後になって一般的あるいは散漫な文章になってしまい、緊張感が解けてしまった作品が目立ちました。文章の終わり方は、抽象的よりも具体的、一般的よりも特徴的、曖昧であるより明確、ぼやけたものよりもパンチの効いたものとなるよう、ぜひ気を付けてほしいと思います。
 テーマについては、自分自身の身近な体験や住んでいる地域、自分の学習した内容といった自分独自の視点と、環境問題に関する客観的な数値データや科学的な事実とをうまく結び付けて論じたものが優秀作品に残りました。単に自分の体験を述べるだけでは説得力がありませんし、既存の研究をなぞるだけでは解説になってしまいます。ぜひ両者をつなげて客観的な事実に裏付けられた自分独自の提案を打ち出してください。

最優秀賞(1名:表彰状+図書カード15,000円分)

ちょっとした事から変えてみる

首里高校2年生 O.Kさん

優秀賞(11名:表彰状+図書カード5,000円分)

巨大ガチャで3R

八幡浜高校1年生 R.Oさん

ドリンクバーとマイボトルでプラスチック削減

工芸高校3年生 K.Sさん

ペットボトルからマイボトルへ

天王寺高校2年生 S.Nさん

脚力で光を

成城学園高校3年生 M.Nさん

無償配布教材の制度変更について

洛北高校1年生 M.Fさん

既存の外来種を減らしたい

成城学園高校3年生 Y.Iさん

ポリ乳酸で作られた環境に最もやさしいプラスチックストロー

成城学園高校3年生 H.Oさん

生ごみのリサイクル

成城学園高校3年生 K.Kさん

環境にやさしい畜産

向陽高校1年生 W.Uさん

 

※ 審査に関するお問い合わせはお断りします。

 

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