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日本赤十字豊田看護大学

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日本赤十字豊田看護大学/私のイチオシ

持続可能な看護を実現する鍵は「看護管理」にある

顔写真
看護学部 南谷志野先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

部活や学校行事で、みんなで一つの目標に向かうとき、「どう進めたらうまくいくんだろう」と悩んだ経験はありませんか。実はその感覚、看護の世界でもとても大切です。看護は“チームで働く仕事”で、1病棟40~50人の患者さんを、経験年数も得意分野も異なる30人ほどの看護師が協力して支えています。
では、24時間365日、安全で質の高い看護を効率よく提供するにはどうしたらいいのか。これを考える学問が「看護管理学」です。「管理者だけが学ぶもの?」と思うかもしれませんが、実は新人看護師にも必須のスキルです。
病棟では1人の看護師が受け持つ患者数は10人前後です。その中で安全にケアを提供するため業務の優先順位をつける判断力、決められた時間内で業務を終えるタイムマネジメント、物品を無駄なく使う工夫、そして報告・連絡・相談といったコミュニケーション。これらはすべて看護管理の力であり、高校生活でも役立つ“チームで動くためのコツ”そのものです。
学生のうちから学んでおくことで、現場で「うまく働ける」看護師に確実に近づきます。

この学問のココがおもしろい!

看護管理学は、看護の世界では少しマイナーに見えるかもしれませんが、実は“人と組織の動き”を科学的に読み解く、とても知的で奥深い学問です。本学ではこの領域を重視し、看護管理学として独立した組織があり、教授と講師の2名の専任教員が体系的な学びを支えています。
授業では、看護師の行動やチームの動きを科学的に分析する「組織行動論」、医療のしくみや働き方を決める法律・制度を理解する学びなど、看護の現場を“しくみ”として捉える視点を身に付けます。さらに、看護師長・リーダー看護師・スタッフ看護師のシャドウイングを通して、病棟でチームがどのように動いているのかを観察しながら学べる実習もあります。統合実習では、医療を社会全体の視点から捉え、自分たちが政策に参画する重要性にも触れます。
私が看護管理学に惹かれたのは、使命感の強い看護師たちが自己犠牲に頼らず、生き生きと働き続けられる環境をつくりたいと思ったからです。人口減少が進むこれからの時代、持続可能な看護を実現する鍵は、まさに看護管理にあると感じています。

キャンパスのお気に入りスポット

私のお気に入りスポットは、本学の図書館です。2階建ての館内にはガラス張りの大きな窓に沿ってカウンター席が並び、春には外の桜並木が一面に広がります。季節ごとに表情が変わる景色を眺めながら勉強できる、とても心地よい空間です。
蔵書は約5万冊。看護の単科大学ならではの医療・看護分野の資料が充実しており、授業や実習の調べものにも大活躍します。さらに館内には、明治10年から昭和20年頃までの災害や戦争での救護活動を記録した貴重な資料を収めた「赤十字史料室」もあります。これは博物館明治村が所蔵する重要な史料を、本学が大切にお預かりしているものです。
静かで落ち着いた雰囲気の中に、歴史と学びが詰まった場所。オープンキャンパスの際には、ぜひ立ち寄ってみてほしいスポットです。

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