二松学舎大学/私のイチオシ

私が観光学に興味を持ったのは、家族旅行がきっかけでした。それまでは行きたい場所や食べたいものなど、顧客目線で考えることが多かったのですが、私たちを迎える側から見ると、集客への取り組みや利益をあげるしくみといった視点から捉えることができると気が付き、観光社会学への関心が高まりました。
メディアの進化が著しい昨今、観光とメディアはどのように連携してきているのかを学びたいと思い、大学では観光社会学について学んでいます。

大学で学ぶ観光社会学は、高校のときに抱いていた観光のイメージよりも幅広いものでした。例えば、アニメ作品のモチーフとなった場所を活用して地域活性化につなげる「聖地巡礼」や、現実世界に具現化させた夢の国、訪問客の著しい増加が観光地に負の影響をもたらすオーバーツーリズムなど、幅広いテーマを取り扱います。これらの課題を通じて、社会事情や課題を多面的に捉える視点が身に付きました。

私がおすすめするスポットは、九段キャンパス1号館の最上階にあるラウンジです。全学生が集う憩いの場で、いつも賑わっています。晴れた日には東京の街並みを一望でき、ここから眺める景色がとても好きです。また、蔵書数の多い図書館もお気に入りで、レポートや研究のための資料が必要な時は、いつも利用しています。