産業能率大学/私のイチオシ

音楽業界への就職をめざす過程でマーケティングという学問を知り、興味を持ちました。音楽業界にはさまざまな仕事がありますが、私はアーティストの活動を裏で支え、戦略を立てていくような仕事をしたいと考えています。しかし、多くのアーティストが活動する現代で長く活動を続けることは簡単ではありません。そのため、いつか自分が関わるアーティストがより長く活動できるよう、「ファンに愛されるしくみづくり」をできるようになりたいと考え、マーケティングを学んでいます。

マーケティングを学ぶ中で、「物を売るため」ではなく、「心を動かすため」に試行錯誤することの奥深さを実感しました。2年次に履修した「ブランドプロデュース」という商品企画を行う授業では、売れそうな商品を戦略的に企画するのではなく、消費者の心の奥にある心理を読み解いて最適な商品を考案しました。また、「アーティスト・プロモーション」というライブイベントをつくり上げる授業では、クラウドファンディングを通じた資金調達に挑戦し、お客様の心を動かすことで支援を呼びかけました。さまざまな場面でマーケティングを実践する中で、ターゲットとなる「届けたいお客様」の心を動かすことの大切さと、その面白さを体感することができています。

産業能率大学は、学生が行き来できるフロアに先生方の研究室があります。研究室のドアが開放されている時間帯もあるため、勉強のことで行き詰まったり、就職活動で悩み事があるときは、ここで相談をしています。私自身もこれまでの大学生活の中で、何人もの先生に相談に乗っていただきました。企業出身の先生が多く、的確なアドバイスがもらえることも魅力です。