志望大選び “うまくいく家庭”はここが違う! 大学選びに満足していますか?

そろそろ子どもが志望大を決める時期。後悔しない選択をさせるには、家庭のサポートも大切です。保護者としておさえておきたい、志望大選びのポイントを探ってみました。

大学選びに満足していますか?

進学した大学に満足していますか? それとも…。先輩保護者の本音を聞いてみました。

”満足”派

「一緒に上京して大学めぐり」

子どもが高3の夏休みに、一緒に上京して2泊3日で大学めぐりをしました。研究施設やキャンパスの雰囲気などを本人の目で確かめたため、目標をきちんと決めて受験勉強をがんばれたようです。
(埼玉県/J・S/女性保護者・51歳)

「自主性にまかせつつ情報面などをサポート」

子どもには就きたい職業があり、そのために必要な資格を取るべく学部・学科を決めていた。保護者としては子どもの自主性にまかせてはいたが、大学に詳しい知人に情報を求めたり、子どもからの相談に乗ったりしてサポートしたのは正解だった。
(三重県/M・T/女性保護者・44歳)

「大学卒業後も見据えて一緒にリサーチ」

大学について調べる際に、卒業生の進路や就職先について一緒にチェックしたのがよかったと思う。そのことによって子どものモチベーションが上がり、行きたい大学が見えてきたようだ。
(愛知県/F・N/男性保護者・46歳)

「とことん話し合って決定」

志望大を決めるにあたって、将来の職業や人生観についてもとことん話し合った。親の希望を押しつけているのでは?と思うこともあったが、子どもも自分の意見をしっかり話してくれたのでよかったと思う。
(大阪府/N・U/女性保護者・47歳)

「学部の絞り込みに協力」

まだ自分の将来像を描けないようだったので、学部の絞り込みに協力しました。子どもが興味を持っている分野の就職に強い大学を探し、そのデータを本人に渡しました。
(千葉県/E・H/女性保護者・45歳)

“不満足”派

「国公立大にこだわりすぎた」

長女が志望大を決定するときは、下の子もいるし、なるべく学費を抑えたくて、国公立大を強くすすめすぎてしまった。結局そのことが原因で、長女は行きたかった私立大のAO入試(2021年度より総合型選抜)を自分からあきらめたようだ。保護者の希望で子どもを惑わすのはかわいそうかも…。
(埼玉県/T・T/男性保護者・47歳)

「調べ不足!大学カラーが合わない!」

知人のお子さんは、ネームバリューに魅かれてある大学に進学を決めたけれど、入学後に「自分とは合わない」と気づいたそうです。辞めたいけれど、指定校推薦(2021年度より学校推薦型選抜)で入ったのでそうもいかないとか。志望大決定の前には、大学のカラーなども確かめておくべきだと実感しました。
(愛媛県/R・I/女性保護者・49歳)

「入試制度について知識があれば…」

推薦入試(2021年度より学校推薦型選抜)の仕組みをよく知らず、適切なタイミングで声をかけてあげられなかった。子どもは高校でトップクラスの成績だったから推薦入試(2021年度より学校推薦型選抜)を受けさせれば志望大へ入学できたかもしれないのに…。きちんと調べておけばよかった、と後悔している。
(大阪府/S・A/男性保護者・48歳)

「文理選択で失敗」

文理選択で、親子とも理系に固執しすぎました。高3になるときに先生から何度もアドバイスされたにもかかわらず、文転を勧めなかったことを後悔しています。違う選択をしていれば、現在通っている大学よりレベルの高い国立大に手が届いたのではないか、と今でも思っています。
(大阪府/A・Y/女性保護者・47歳)

「保護者の言葉がきっかけで不本意な大学へ」

志望大決定にあたって「下宿しなければ通えない大学はやめてね」と言ってしまった。その後、合格した大学に入ったものの、息子には合わなかったようだ。結局、翌年に別の大学を再受験することになった。 (茨城県/K・O/女性保護者・44歳)

この差はどこから生まれてくるのでしょうか?

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