志望大選び “うまくいく家庭”はここが違う!行動力編
そろそろ子どもが志望大を決める時期。後悔しない選択をさせるには、家庭のサポートも大切です。保護者として押さえておきたい、志望大選びのポイントを探ってみました。
“うまくいく家庭”は行動力が違う!
資料でわかることはひと握りだから大学を積極的に見にいく
大学の研究設備や周辺環境、学生や職員の雰囲気など、実際にキャンパスへ足を運ぶことでわかることはたくさんあります。大学が開催するオープンキャンパスへ行けば効率よく見学できます。あるいは、それ以外の平日に出かけて「普段の顔」を知るのもおすすめです。
保護者の声
- オープンキャンパスでは教授と直接話す機会に恵まれ、学部選びの相談に乗ってもらった。「どの学部なら就職に有利か」といった質問にまでフランクに答えてくれたので、進路決定にとても役立った。
(神奈川県/T・Y/女性保護者・49歳) - オープンキャンパスへ一緒に行き、子どもが大学で留学することを希望していたので、留学担当の方に話をうかがいました。「留学しても4年で卒業したいのですが」などの相談をしたり、今までの事例を聞いたりできました。
(茨城県/S・U/女性保護者・45歳)
保護者も参加!オープンキャンパスQ&A
Q1. そもそもオープンキャンパスって保護者も参加していいの?
A. もちろんOK!保護者が同伴するメリットはたくさんあります
「オープンキャンパスは家族と一緒に行った」という高校生は少なくありません。「高校生の自分が気づかなかった学費面などを相談会で質問してくれたので、一緒に行ってよかった」といった声も聞かれます。
オープンキャンパスは、その大学が子どもに合いそうかどうか保護者視点でも確認でき、進路について子どもと話し合える絶好のチャンスです。実際にキャンパスを見たり話を聞いたりすることで今後の進路検討にも大いに役立ってきますので、機会あれば子どもと足を運んでみましょう。
Q2. 子どもは制服でOKだけど保護者の服装は?
A. 服装は自由、特に決まりはありません
基本的にはどんな服装でも構いません。ただ大学のキャンパスは広く、当日はキャンパスツアーなどで歩く機会も多いので、歩きやすい靴がベター。暑い時期に行われることも多いため、スーツなどフォーマルなものよりは、動きやすいカジュアルな服装がおすすめです。
Q3. オープンキャンパスで保護者は何をチェックしたらいい?
A. 保護者ならではの視点で確認、志望校選びに役立てましょう
当日、保護者にぜひ確認していただきたいチェックポイントをまとめました。
学生・教授・職員の雰囲気
オープンキャンパスのスタッフを務める学生の態度はもちろん、教授や大学職員の服装や話しぶりからも大学のカラーは見えやすいもの。模擬授業や入試説明会で確認しましょう。
教育設備・施設
教育設備・施設がどのくらい整っているかは、学びの充実度に直結します。子どもの希望進路に合わせた研究設備のほか、図書館の蔵書数、語学・留学環境などもあわせてチェックを。
費用・奨学金制度
学費以外にも、寮に入る場合の費用や留学、大学院進学の費用など、気になることは相談会などで確認しておくと安心。大学独自の学費減免・奨学金制度なども一緒に聞いておきましょう。
資格・就職状況
学校説明会では、就職状況や就活・資格取得のサポートについての話が出ることも。その大学がどのくらい学生支援に力を入れているかがわかります。
周辺の環境
学内・周辺に学食やコンビニがあるか、周りに繁華街はあるか、夜は寂しくないか…など、キャンパス周辺の環境も保護者目線でチェック。駅から大学までの道のりを確認しておくと、入試当日のシミュレーションもしやすくなります。子どもが自宅外通学の予定なら、付近の不動産屋の張り紙を見て、大学周辺の家賃相場なども頭に入れておくといいでしょう。
Q4. 遠いし、日程が合わない…大学を見にいけない場合は?
A. WEBオープンキャンパスなども活用しましょう
最近はWEB上でオープンキャンパスを実施する大学も増えています。遠方に住んでいてキャンパスに行けない、都合がつかない、いろいろ大学を比較したいけれど全部は回れない、…といった場合にはオンラインで参加するのも手です。
マナビジョンの「オープンキャンパスを探す」ページでは、会場とWEB両方のオープンキャンパス情報を検索できます。予約が必要な場合もあるので、早めに調べておきましょう。