奥羽大学/志望理由

私は幼いころから体が弱く、特に小児ぜんそくに悩まされていました。頻繁に発作が起こるため病院から処方される薬に何度も助けられてきました。物心がついた頃には薬のすばらしさを実感し、次第に薬によってどのように病気を治すことができるのか知りたいという興味関心を持ち始めました。この経験から薬剤師となり、私のように病気で苦しんでいる子どもたちの役に立ちたいという思いを抱き、薬学部への進学を決めました。

もともと薬学部がある大学をめざしていたのですが、金銭的な理由でそれが叶わず、国立大学の工学部の化学系の学科に入学。しかし自分が学びたいこととのギャップを感じ、やはり薬学部に入り直し薬剤師をめざそうと決心しました。そのとき、奥羽大学には最大6年間、授業料を全額免除する特待生制度があることを知り、金銭的な不安を感じることなく薬剤師になるための勉強ができるということが、さらに私の背中を後押ししてくれたのです。

薬学部の魅力はなんといっても学べる分野の幅広さにあります。物理・化学・生物はもちろん、人体や薬について深く学ぶことになるため、薬学系は特に、将来的に幅広い選択肢の中から就きたい職業を選ぶことができます。
薬学部で学ぶことは全て、臨床現場で患者さんを救うために非常に重要なもの。私は臨床の現場で即戦力として活躍できるようコミュニケーション能力を磨き、患者さんに寄り添って物事を考えられる薬剤師をめざして勉強していますが、日々の学びは現場で活躍するために欠かせないことだと実感しています。