共栄大学/私のイチオシ

私が教員という仕事に関心をもったのは、高校時代に通常の授業とは別に設置された「教員基礎コース」という講座を受講したことがきっかけです。このコースでは、教員の仕事に必要な心理学や教育学などを学ぶほか、長期休業中に開催される合宿では大学の先生などによる講義も行われます。そうした中で、教員の仕事の魅力や児童理解、学校教育の歴史などを学び、将来教員をめざしたいという気持ちがより強くなりました。将来の夢の実現に向けて、より専門的な知識や教養を身に付けるために大学は教育学部に進みました。

教育学部では、教育史、教育社会学、教育心理学など、さまざまな領域を学んでいます。その中でも、教員が授業を成り立たせるために行われる方法（教育方法論）の授業が興味深いと感じました。実は、私たちが当たり前のこととして受け止めている学校生活や授業の挙手・発言のルールなどは、小学1年生のときに教員から教えられたものです。これら挙手・発言のルールを分析する中で新たな発見が生まれ、授業の方法の参考になると感じました。教育学と聞くと、硬い学問を想像してしまいがちですが、講義の中で映像を通して分析することもあるので楽しみながら学んでいます。

私のお気に入りのスポットは、2つあります。1つ目は防音設備を備えたピアノ個人練習室です。私はピアノを習っていなかったため、エアコンが備わった練習室で快適にピアノの練習ができることはありがたく、ほぼ毎週利用してきました。「弾き歌い」の練習にも個室だと恥ずかしくありません。2つ目は談話室です。大学の友達と昼食を取ったりするほか、授業の準備をしたり、サークルの会議をしたりなどさまざまな用途で活用しています。この大学の学生同士の仲が良いのは、こうした学生が気軽に話したり、集まったりする場所があるからだと思います。