データで未来を切り拓く!理系のためのデータサイエンス進路ガイド「データサイエンス」って最近よく聞くけど…実際どんなことを学ぶの?どんな学部に行けばいい?そんな高校生の疑問にQ&A形式で答えます! 北里大学未来工学部 データサイエンス学科 詳しくはこちら

あなたはどのタイプ?
データサイエンスの
未来へご案内

Q1

データサイエンスとは

どのような学問?

AIの構築などとも大きく関係しているデータサイエンス。統計学やプログラミングを駆使して大量のデータを収集・整理・分析。結果からパターンや傾向を見つけだし、問題解決や意思決定をする方法を学びます。

私たちの身近にある具体例

SNSのアルゴリズム

普段なにげなく使っているSNS。あなたの好きな有名人やコンテンツが表示されることがありますよね?実はそこにデータサイエンスが活用されています。多くの人々の行動データを収集・分析し、その傾向にもとづいて、あなたに合ったおすすめ情報を提示しているのです。「なんで好みがわかるの?」と思うかもしれませんが、それは膨大なデータをもとに、精密に予測されているからなんです。

コンビニのポイントアプリ

データサイエンスは、コンビニのポイントアプリにも活用されています。顧客の購買データを分析することで、一人ひとりに最適な割引やクーポンを提供。ユーザーの購入履歴に基づき、効果的なプロモーションを提案することで、リピーターの増加を目指しています。こうして顧客一人ひとりにパーソナライズされたサービスを実現しているのです。

対戦ゲームのマッチング

オンライン対戦ゲームでも、データサイエンスが活躍しています。ちょうどよい対戦相手をマッチングするため、プレイヤーのスキルやプレイスタイルを分析。その結果を基に、勝率や行動パターンを考慮して、適切なレベルの対戦相手が選ばれます。これにより、競技性が高く、楽しさを最大限に引き出すゲーム体験が実現しているのです。

Q2

データサイエンスを学ぶ上で

データサイエンスを

学ぶ上で

必要な知識は?

データを正しく分析するには、プログラミング、数学・統計学をはじめ、さまざまな分野の知識が必要です。大学で学ぶ主な分野の例を示します。

身につける知識

身につける知識

プログラミング

データの処理や分析を効率的かつ効果的に行うために、PythonやSQLといったプログラミング言語やデータベース言語の知識が不可欠です。Pythonはデータを整理したり、グラフを作ったり、AIを使うときに役立ちます。SQLはデータベースから必要な情報を取り出すときに必要になる知識です。その他の言語も大学生活を通して習得していきます。

数学・統計学

データを正しく分析するには、数学と統計学の知識が重要になります。偶然ではない有意な結果を得るためには、因果関係と相関関係を区別する必要があります。数学はデータの構造理解や前処理に役立ち、統計学はデータの傾向を把握し、結果の信頼性を判断する基盤となります。そうして、誤解を生むことのない、正確で信頼性の高いデータ分析につながります。

モデリング・機械学習

データサイエンスにおいてモデリングと機械学習は重要な役割を果たします。モデリングはデータの関係性を数式やアルゴリズムで表現し、予測や分析に役立ちます。機械学習はデータから自動で学習する技術で、大規模データや複雑な課題抽出に有効です。これらを活用することで、データの価値を引き出し、課題解決や新たな洞察の発見につながります。

データの背景知識(ドメイン知識)

データを解析するだけでは、データサイエンスではありません。正しく活用できる分析結果とするには、取り扱うデータの結果の要因や背景を知る必要があります。それをドメイン知識といいます。ビジネス価値を生み出すためには業界知識を基に仮説を立て、適切な分析手法を使うことが重要なのです。正しく分析できれば、適切な一手を打つことができるのです。

北里大学未来工学部の場合

北里大学未来工学部では、数学・統計学、物理学などの知識や、プログラミングの技術を基礎から身につけることができます。さらに、人工知能や機械学習に関する知識を学び、それらを実装して動かすための授業を展開しています。

Q3

大学でデータサイエンスを

学べるのは

どの学部?

データサイエンスを学べる4つの主な学部について、学びの内容を比較していきます。 ※同じ学部名でも大学により内容が大きく異なります。各大学のカリキュラムを確認しましょう。

データサイエンス系学部
【業界を絞らず広く学べる】
  • 統計学、プログラミング、機械学習、データ可視化など、多分野にわたる知識を体系的に学べる。
  • 実際のデータを用いたプロジェクトや実習を通じて、分析や問題解決のスキルを養成。
  • さまざまな業界で活用可能な知識と技術を広範に習得できる。
  • AIやビッグデータ処理など、最新のデータサイエンス技術やツールを学び、活用する機会が多い。
情報学部
【情報を取り扱う上での
知識を学べる】
  • プログラミングやアルゴリズム設計といった情報技術の基礎と、統計学や機械学習といったデータ分析スキルを統合的に学べる。
  • 情報システム、IoT、クラウドコンピューティングなどの技術と結びつき、広範な視点から問題解決を考える力を育成。
  • 情報学の理論的な側面と、実データを用いた応用的なプロジェクトや演習を通じた実践的スキルをバランスよく習得。
  • 情報学の幅広い応用範囲を活かし、医療、金融、製造業などさまざまな分野でのデータサイエンス活用を学べる。
理学部
【数学的・理論的な
アプローチを中心に学ぶ】
  • 数学や統計学を深く学び、データ分析やモデリングに必要な理論的な基盤をしっかりと構築できる。
  • 実験や観測データを扱う経験を活かし、仮説検証や理論的な裏付けに基づいたデータ解析能力を養成。
  • 科学的課題におけるデータ活用を重視し、基礎研究や自然現象の解析を通じてデータサイエンスの応用力を高める。
  • 物理学、化学、生物学など理学部ならではの幅広い分野でデータサイエンスを活用し、実データをもとに新たな知見を引き出すスキルを習得。
工学部
【モノにデータサイエンスを
どうやって組み込むかを重視】
  • 機械学習やAIを、製造業、ロボティクス、制御システムなど工学分野の具体的課題に応用する方法を学べる。
  • データ解析だけでなく、データを活用したシステムやプロダクトの設計・開発能力を養成。
  • 実験データやセンサーデータを用いて、データ処理、解析、最適化を行う実務的な経験を積む。
  • 工業分野の課題解決を目指し、企業との共同プロジェクトやインターンシップを通じて実社会でのデータ活用を体験できる。
北里大学未来工学部の場合

北里大学未来工学部は、まだ起きていない未来の課題を工学的手法でいち早く見出すことを目指す「理系」のデータサイエンス系学部。これまで蓄積された生命科学・医療に関する膨大なデータを持つ他学部や大学病院との連携が可能なところが、他大学と比較した際の大きな強みの一つです。

Q4

チェックリストで自分に合う

チェックリストで

自分に合う

進路を見極めよう

進路を決めるポイントは、自分が学びたいことを見極めること。以下のチェックリストを参考に、どの学部があなたに合っているかを確認してみましょう。

データサイエンス系学部が適している人
  • データサイエンスを重点的に学びたい
  • 社会で活用できる実践的なデータサイエンスを学びたい
情報学部が適している人
  • IT分野に広く興味がある
  • データサイエンスに限らず、ソフトウェア開発なども深く学びたい
理学部が適している人
  • 数学や物理に強い関心がある
  • データサイエンスの基礎となる高度な理論を探究したい
工学部が適している人
  • データサイエンスを活用したツールや技術の開発に興味がある
  • ハードウェアなどのモノづくりにも興味がある
北里大学未来工学部の場合
  • プログラミングを基礎からじっくり学びたい
  • データサイエンティストとして多様な分野で活躍したい
  • 生命科学や医療に関する貴重なデータに触れてみたい

「まだ起きていない「未来の課題」に挑む」をテーマに、4年間の学びでまだ見ぬ課題を発見する力を身につけましょう。

データには未来を救う力がある。

北里大学未来工学部
だから学べること

北里大学未来工学部では、
複雑な社会課題をデータサイエンスで
解決する力を養い、
未知の課題に挑み、
新たな未来を切り拓く人材を育成します。

ゼロから始める
プログラミング

データサイエンティストにとって欠かせない知識・技術のひとつであるプログラミングを基礎から身につける授業や、人工知能や機械学習に関する知識を学び、それらを実装して動かすための授業など。今知識がなくても、大学卒業までにデータサイエンティストとして活躍できる知識を身につけられます。

医療現場を肌で感じる
大学病院見学

医療データの取扱いにおける倫理観や基礎知識を身につけるため、データの処理現場を実際に見学する機会を設けます。医学部や病院が隣接する北里大学ならではの環境で、臨床医学を含む、医療分野で活躍するデータサイエンティスト像が明確にイメージできるようになります。

実社会で必要となる
専門技術の修得

カルテなどの文字情報を解析する「テキストマイニング」や、さまざまな物質で観察される物理や生命の現象を可視化する計算機を使ったシミュレーションの基礎を身につける授業など、データサイエンスを実社会で活用するための応用力を養う授業も豊富です。

未来工学部を選んだ
先輩たちの声

最新のデータで研究することにより、さらに未来のことを強く意識できるのが、この学部の魅力だと思います。北里大学は大学病院が隣接していることもあり、ライフサイエンスに関する最新データを集約しています。将来、研究職を目指している私にとって最高の環境です。

珍しい名前の学部のため、何を研究するのかがいまいちわからなかったのですが、自身の研究分野が好きで自信を持っている先生が多く、物事を新しい視点で学ぶことができる学部です。最初はデータサイエンティストのイメージも描けていませんでしたが、すごい先生たちの授業を受けて、医療系のデータサイエンティストを目指そうと考えています。

北里大学は医療・生命科学の総合大学なので、生命科学とかけあわせたデータサイエンスを学べるというのは、他の大学を見渡してもオンリーワンな環境だと思います。医療や生命科学とデータの結びつきを学ぶことは、創薬に限らず、化粧品や日用品などさまざまな分野で活用できるので、自分の将来にきっと役立つと思っています。

大学ではプログラミングを1から学ぼうと思って、北里大学を選びました。高校時代はプログラマーやSEになろうと思ってましたが、授業を受けていく中で、その道だけじゃないと思いました。「データ×生命科学」を学べば、もっと違う道があると考え、今はさらに自由な発想でデータサイエンティストとして活躍できる未来を想像しています。

未来のデータサイエンティストを育む最適な環境

【未来工学部独自のサーバ~HOKUSHIN~】

ビッグデータを解析するために不可欠な学部独自のサーバーです。サーバー室のガラス面にも工夫があり、ガラス面へのプロジェクションは通る人に驚きを与えることでしょう。

【未来工学部棟】

未来工学部データサイエンス学科の教育・研究の拠点となる「未来工学部棟」

【Wisdom and Practice Lounge】

建学の精神の一つである「叡智と実践」から名付けられた学生ラウンジ。落ち着いた雰囲気で、勉強や課題に集中することができます。

【研究室A】

細部までこだわりぬき、個性あふれる研究室です。

【いたるところにフィボナッチ】

校舎を貫くモチーフ「フィボナッチ数列」。1,1,2,3,5,8・・・と無限に続く数列は、階段に、建物まわりの樹木に、講義室に隠され、また壁面に渦巻いています。無限の可能性を秘めた学部イメージをこの数列で示しています。

北里大学未来工学部で、
あらゆる分野で
活躍できるデータサイエンティストを
目指してみませんか?