家、学校、地域などあなたの身の回りで、地球や生物に負荷をかけていると思う問題を
挙げ、○○の立場から、その問題の解決策を800字以内で提案しなさい。
その際、その解決策が有効だと思う理由も述べなさい。
○○には、あなたの設定したい立場を自由に入れなさい。
例:環境大臣、企業の社長、教師など
挙げ、○○の立場から、その問題の解決策を800字以内で提案しなさい。
その際、その解決策が有効だと思う理由も述べなさい。
○○には、あなたの設定したい立場を自由に入れなさい。
例:環境大臣、企業の社長、教師など
今年の応募作品は、全体に文章がうまくなっているという印象を受けました。一文が長く読みづらい文章はあまりなく、歯切れのよい文となっていました。前後の文との齟齬もなく、説得的な文章作りができており、随分と腕が上がったと思います。
一方で課題もあります。一つ目は、段落のバランスです。一文で終わる段落がある一方で非常に長い段落があるなどバランスの悪い作品が散見されました。段落は思考の塊ですからあまりにバランスが悪いと読み手の理解が滞りますし、見栄えも悪くなりますから、バランスにも意識を向けましょう。
二つ目は、「パンチライン」と言われる最後の一文です。せっかくよい議論を積み重ねてきたのに最後の一文が曖昧な一般論となっているものが多くみられました。最後の一文は、上の段落を受けてはっきりと強く印象的な文章となるよう一工夫しましょう。
また、テーマについては大きく分けて、自分にとって身近な問題を取り上げたものと、ニュースなど見聞きしたことから学んだ問題を取り上げたものがありました。どちらでもよいのですが、それぞれ注意点があります。身近な問題の場合は身近な内容だけで終わるのではなく、多くの人々が共有できる大きな問題へと発展させるよう注意しましょう。学んだ問題を取り上げる場合は、頭の中だけで展開してしまわず、数値データや具体例を挙げて現実と結び付けることが必要です。これらの点に注意すればより説得力ある作品となります。
※ 審査に関するお問い合わせはお断りします。