文化服装学院
ブンカフクソウガクイン
/ 東京
専修学校(職業実践専門課程を設置)
卒業生の仕事
出された条件下で一番格好いいものを作る。それが僕の目指す“デザイナー”の姿
Q1.仕事の魅力・やりがい
現在はアーティストのライブ衣装や、テレビ・CM・映画・舞台の衣装、はたまたキャラクターの着ぐるみからプロレスラーのリング衣装まで、ファッション業界という枠を超えてデザイン&制作活動を行っています。2008年からは、ブランド“t.i”としてクリエーションの発表もしています。t.iは作家的な活動の場なので、自分たちの好きなことができればいいかなと思っています。
Q2.仕事との出会い・きっかけ
学生時代、周りが服のコンセプトやテーマについて話しているのに正直ピンと来なくて、「服が格好よければそれでいいのでは!?」と思っていたんです。同じく「コンセプトってよく分からない」と言っていたのが同級生の惠藤高清。それで意気投合して、何か一緒にやろうと会社を興したのが始まりです。現在は、同じく同級生のパタンナー・北村冴子と3名で協力体制を取っています。そういう意味では、文化でふたりが出会ったことが大きかったですね。
Q3.これからの目標や夢
衣装制作もオリジナルブランド運営も、今後は活動の裾野をもっと広げていきたいです。依頼を受けてから納品までの猶予が3日というタイトな仕事や、企画が途中で頓挫したり、スタッフの板ばさみになったりするなど大変なこともありますが、最終的に相手が喜んでくれるのを見ると、「僕が目指していたデザイナーってつまりこういうことなのかな」としみじみ思います。喜んでくれる人がいる限りクリエーションを続けていきたいです。
井上 武さん
文化服装学院服装科卒
ファッションデザイナー
アパレルデザイン科/2005年3月卒