人間総合科学大学/私のイチオシ
根本、原点から考えることで異なる世界が見えてくる
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
「なんとなく、つらい」と思ったことのある高校生は少なくないと思います。肉体的な痛みが原因の場合は別として、多くは親、友人、教師、ネットなどから日常的にふりまかれている、「普通」の価値観や「夢を叶える物語」にふりまわされているのが原因ではないでしょうか。なぜ「つらい」と感じてしまうのか?それは、普通でありたい、夢を叶えたい、といった「○○したい!」という気持ち(欲)があるからです。「○○したい」のに「できない」とき、人はつらさを感じるものなのです。つまり、「○○したい!」をなくしてしまえば、「なんとなく、つらい」もなくなるのではないでしょうか。これは2000年以上前に釈尊が説いた四諦八正道にある教えです。仏教の哲学は高校生の日常生活にも役立つと思っています。
この学問のココがおもしろい!
日常的な「当たり前」から距離をおいて、根本、原点から考え直してみるのがウェルビーイングの哲学です。人間は一人ひとり違う「こころ」や「からだ」を持っているのに、進化の過程で集団生活を営み続けたため、どうしても他人にふりまわされてしまう特性を有しています。こうした脳の特性をよく理解したうえで、他人にふりまわされず、自分はどうすべきか、相手にとって何が幸せかを、根本、原点から考えてみます。そうすると、それまでとはまったく異なる世界が見えてきます。その世界は、とてもおもしろく、興味深いものです。
キャンパスのお気に入りスポット
蓮田キャンパスでは、まずは本館のエントランスがオススメです。オープンキャンパスに来る皆さんは、少なからず緊張していますので、ほとんどの人がまったく気づかずに通り過ぎてしまいますが、自動ドアを通り抜けたら左右を見上げてみてください。そこには、大きな太陽の絵が左に3つ、右に3つ掲げられています。タイトルは「サンセット サンライズ」。太陽が西へ沈み、東からまた昇る。人類を誕生させ、私たちの日々の生活を支える自然現象を、思想的に表現したものだと私は感じています。館内には、いたるところに展示があるので、帰る前にぜひゆっくりと作品を見ていってください。あなたの「こころ」が幸せになれば幸いです。