大妻女子大学/私のイチオシ
時代や文化が変われば、身体のあり方や病気のあり方も変わる
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
私の専門は、医療人類学です。私はその中でも、アトピー性皮膚炎を抱えていて、薬を使いたくないと考えている人たちについて調査をしてきました。薬を使うか使わないかというのは、皆さんの多くが一度は考えたことがある問題ではないでしょうか。医学という学問では、薬の効果を調べることはできますが、それを実際に患者さんが使うかどうかというのは、人類学や社会学を通して探ることができます。薬を使うか使わないか、という選択は、決して簡単になされるわけではなく、その人の生き方と深くつながっており、他人が簡単に変えることのできないものです。
この学問のココがおもしろい!
私の専門の医療人類学は、身体、病気など、一見医学的な問題を、文系学問である人類学的な視点から分析していきます。身体や病気は、どの時代もどの文化でも同じだと思っている人が多いと思います。ですが、時代や文化が変われば、身体のあり方や病気のあり方は異なります。
例えば、現在美人と思われている、小顔で二重まぶたがくっきりとして目の大きい女性は、約1000年前の平安時代の日本人から見れば、決して美人とはいえません。この時代の美人は、しもぶくれの輪郭に、目は線のような細い引き目です。美人の例のように、私たちが「当たり前」と思っていることが、実は時代や文化に特有のものであると気が付けることが、この学問のおもしろさだと思います。
キャンパスのお気に入りスポット
春になると、門の入り口から続く桜並木がとてもきれいです。桜の花びらがハラハラ落ちる様子がきれいで、思わず立ち止まって写真を撮ってしまいます。多摩キャンパスでは、毎年3月にこの桜並木を「大妻“多摩さくら坂”」として地域に開放しています。もしよかったら、この桜並木を見に、多摩キャンパスに寄ってみてください。