北里大学/卒業後の進路
学生時代の体験による学びはすべて仕事につながる
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
幼少の頃から生き物が好きで、ずっと生き物に関わる仕事をしたいと思っていました。
今は江ノ島水族館で、相模湾周辺の生物の水槽とシラス、カピバラを担当し、水槽などの掃除、調餌、給餌、ショー出演、野外調査、採集などが主な仕事内容となっています。
水族館の業務は専門的で、現場で学ぶことが多いですが、一緒に働いている方々は水産系や動物系で学んできた方ばかりなので、仕事をする上で基本的な水産学を学んでいることは必須だと感じています。また、学生時代の課外活動ではさまざまな人脈が築けました。就職の際も現在も交流があり、役立っています。
キャリア選択のポイント
部活でダイビングを始めたことや、さまざまな実習で海に関わり、より海の生き物や海洋そのものに対しての興味が深まりました。海洋生命科学部には潜水部やビーチコーミング(海岸などに打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりする)部といった特有の部活があります。また、三陸での臨海実習や、函館湾・相模湾・伊勢湾での洋上実習など、実際に体験ができる活動は自分の知的好奇心を掘り下げてくれました。
ダイビングスキルを上げるためにダイビングショップで手伝いをしたり、4年次の研究活動では自前のクラゲを持ち飼育するなど、ボランティアや実習にも力を入れていました。
今後の夢・目標
お客さまや家族、友人が水族館で楽しんでいる姿を見たり、生物の成長や新しい発見を感じるときに、仕事のやりがいや楽しさを覚えます。年月を重ねて成長していく姿や、繁殖により新しく命が生まれる瞬間、トレーニングできる生物が日々の積み重ねによりできないことができるようになった姿を見るとき、そんなときに生物の成長を感じます。
今はまだ日常の業務で精一杯ですが、いずれ海外の水族館への研修や、専門分野の研究について発表できるようになりたいです。