北里大学/学部・学科
学べること
人と地球の未来につながる可能性を持った最先端の生命科学を学ぶ
感染症の脅威や食の安全への不安、環境問題などが生じる中、脈々と続いていく生命現象の数々は、底知れない奥行きと問題解決への可能性を見せてくれます。本学は開学以来、そうした生命科学の分野で最先端の研究を行い、その発展につながる教育を実践してきました。(1)生命科学の基礎的研究を行う分野、(2)人間の生命と健康に関する分野、(3)動植物と環境に関する分野、(4)データを読み解き未来の課題を見つける分野の4方向から総合的にアプローチし、生命現象の解明、疾病の予防・診断・治療、生物資源の活用、環境保全・環境創造などに取り組んでいます。
それらの成果は、感染制御、臨床研究、チーム医療や農医連携などの特色ある教育といった、医療・研究・教育の分野で、最前線を切り開いています。充実した施設・設備のもと、先端的・学際的・総合的研究を行う教員が、学生の学ぶ意欲と知的好奇心に応え、一丸となって限りない可能性を持つ生命科学の最先端に挑んでいます。
時代のニーズに応じた実践的な生命科学分野の叡智を、社会に還元する
学祖である北里柴三郎が示した実学の精神に基づいて、生命科学分野の叡智を集積し、広く社会に還元することが、本学の使命です。
そのために、メインの研究・教育機関である北里大学はもちろん併設校の北里大学看護専門学校とも一体となり、医療や健康を中心とした自然科学の分野において、時代が求める研究と学びを、常に追究しています。「チーム医療教育プログラム」「感染制御の教育・研究」「農医連携の教育・研究」「3病院連携による臨床教育・研究」を学びの4本柱として、地球の未来につながる教育・研究の最前線を切り開き、社会貢献を果たす努力を続けています。
時代を超えて立ちはだかる“感染症”の制圧をめざし、国際的な教育・研究を推進する
細菌やウイルスの存在すら知られていなかった時代、社会にとって感染症は最大の脅威のひとつでした。その脅威は、単なる過去の歴史とはいえません。感染症という言葉が認知され、予防や治療が可能となった今でも、毎年猛威をふるうインフルエンザや新たな耐性菌・ウイルスの出現など、多くの課題が医療の現場に立ちふさがっています。
本学では、学祖・北里柴三郎から受け継いだ感染制御研究を土台に、基礎的な領域からワクチン・抗感染症薬の「トランスレーショナルリサーチ(開発研究・臨床研究等の実学研究)」まで一貫して取り組む体制を確立。大学院感染制御科学府と、北里大学大村智記念研究所を中心に、大学各研究科を統合した「北里大学感染制御教育研究センター」を中核として、感染症の治療や予防に関する課題に立ち向かっています。