日本社会事業大学/卒業後の進路
子どもたちが安心して生活できる環境づくりに取り組む
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
社会福祉を学ぶために日本社会事業大学へ進学した時から、福祉分野への就職を志望していました。在学中は先輩から話を聞いたり、施設見学に参加したりしながら興味のある分野を探し、大学2年次から恩師の紹介で児童養護施設でのアルバイトを始めました。その経験を通して、自分が働きたい現場だと確信し、アルバイト先への就職を決めました。
就職活動では学生支援課の相談窓口を活用し、「この時期に何をすべきか」「施設見学ではどこを見るべきか」など、具体的な進め方を教えていただきました。周囲の就職活動の話を聞いて焦ることもありましたが、相談相手を絞ったことで、自分の考えを整理しながら落ち着いて進路を検討できました。また、福祉分野の就職セミナーにも参加し、日本社会事業大学出身の先輩方が気軽に声をかけてくださったことで、緊張する場でも本音で話すことができ、現場理解を深める大きな助けとなりました。福祉分野では日本社会事業大学出身の先輩が数多く活躍されているため、就職活動の際は大変心強かったです。
キャリア選択のポイント
就職先を選ぶうえで最も大切にしていたのは、「実際に現場を見ること」でした。コロナ禍を通して人とのつながりの希薄化などの社会問題を身近に感じ、福祉現場の大変さや責任の重さを知り、自分に務まるのか不安になることもありました。それでも、児童養護施設でアルバイトをする中で、子どもたちが食事を楽しみ、笑い合い、将来の夢を見つけながら生活している姿に触れ、施設が子どもたちにとって“当たり前の生活”を支える大切な場所であることを実感しました。私自身も子どもたちから元気をもらう場面が多く、「支援する・される」という関係を超えて、自分にできることから始めたい、子どもたちの応援団のような存在でありたいと思うようになりました。こうした経験を通して、児童養護施設で働くことが自分にとって最も自然で、やりがいを感じられる進路だと確信し、就職を決めました。
今後の夢・目標
まず子どもたちとの日々の生活を丁寧に積み重ねることを大切にしたいと考えています。洗濯や掃除、食事などの当たり前の生活を整えることは、子どもたちが安心して過ごすための基盤になります。私も、部屋が整っていると気持ちが前向きになり、美味しい食事があると嬉しくなるように、子どもたちにとっても「安心できる暮らし」をつくることを大切にしたいです。また、全力で楽しむ時間も重視しています。昨年初めて参加した夏の佐渡キャンプでは、子どもたちと同じ景色を見て思い出を共有することの大切さを実感しました。さらに、支援を続けるためには自分自身のケアや学びをアップデートし続けることも必要だと感じています。家庭的養育とは、子どもが安心して失敗でき、必要な時に大人が支えられる環境づくりだと考えており、そのような場を子どもたちと共につくれる職員をめざしています。