明治学院大学/私のイチオシ
さまざまな要素を解き明かしていく過程が学びを深める
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
医療社会学に興味をもったのは、高校3年生のときに安楽死について取り上げたテレビ番組を見たことがきっかけです。番組を見た後で、看護師である母から、「あなたはこれについてどう思うか」と問われました。当時は知識もなく、複雑な問題だったため、何も答えることができませんでしたが、自分なりの答えを出したいと強く思いました。その後大学に進学して、2年次に医療社会学の講義を履修したことで、生命倫理や国内外における医療のあり方に、さらに関心が高まりました。
この学問のココがおもしろい
医療社会学は、一つの回答を導き出すことが非常に困難なところに魅力があります。複雑かつ難解な分野だけに、ゼミのディスカッションでも、複数の考えや回答になることがあります。答えに近づくために膨大な知識を要すること、自分とは違う意見に刺激を受けることにも、面白さを感じます。また、問題の根底にたどり着く過程も興味深い部分です。医療行為や制度は国や地域によって異なり、そこには必ず生命倫理観や文化、宗教などが関係しています。それらのさまざまな要素を解き明かしていく過程が、学びを深めることにつながります。
キャンパスのお気に入りスポット
明治学院大学には白金と横浜に、それぞれキャンパスがあります。大学を訪れる際には、両方の図書館を見学することをおすすめします。大学生になると、課題に取り組んだり、調べ物をしたりするなど、図書館を利用することが多くなります。自分が勉強する環境を確認することで、モチベーションが高まると思います。このほか、白金キャンパスのウォーリズ広場のベンチや、晴れの日の横浜キャンパスの遠望橋もおすすめです。白金祭や戸塚祭りも、大学の雰囲気を感じることができるよい機会なので、ぜひ訪れてほしいと思います。