明治学院大学/卒業後の進路

特別支援教育に関連するさまざまな職種の中で、子どもたちとの関わりを通じて成長や喜びを共有できる教員という仕事に魅力を感じました。教員採用試験は大学推薦で受験し、一次試験では専門教養と小論文、二次試験で個人面接を受けました。小論文と面接の対策では、教職センターの個別相談を積極的に利用しました。教職センターでは、添削や面接指導など、特命教授から個別にサポートしていただきました。また、過去問や先輩方の体験談を閲覧することができ、実践的な対策やイメージをもつことに役立ちました。

特別支援教育に強い関心があり、卒業後は特別支援学校の教員として活動したいと考えていました。東京都の教員をめざしたきっかけは、都内の特別支援学校で経験した学生ボランティアの活動です。児童の学習や生活面の支援を通して、子どもたちが真剣に学習に取り組む様子や、先生方が一人ひとりに適した課題設定や関わり方をする現場を目の当たりにしました。私も同じように子どもに寄り添い、必要な支援と指導ができる教員になりたいと思いました。

一人ひとりの個性を理解し、保護者にも寄り添いながら支援できる教員をめざしています。障害のある児童生徒は、小さなことで困難を感じやすく、自己肯定感が低くなる傾向にあります。成功体験を重ねながら、楽しく前向きに学校生活を送れる支援がしたいと思います。現在の教育現場では、発達に特性のある児童生徒が、支援学校以外にも多く在籍しているとされています。全ての子どもが快適な学校生活を送れるよう、実務経験を積んで専門性を高め、特別支援教育をより身近にしていくことが今後の目標です。