関西外国語大学/卒業後の進路

小学校の恩師との出会いにより、将来は小学校教員になりたいという夢をもち続けてきました。しかし、高校生になると、だんだん授業が難しくなり、進路についても諦めかけた時期がありました。初心を取り戻したのは、3年生の担任の先生との面談を通して、私が小学校教員をめざす理由は、「子どもの成長をサポートしたい」からだと気づいたからです。そして、もともと得意であった英語を生かして小学校教員をめざせる大学を探し、関西外国語大学に入学しました。小学校教員コースは、教員をめざす仲間が集まっている少人数のコースです。採用試験に向けて一緒に過去問から出題傾向を把握したり、先生方に何度も面接の練習をしていただいたりと、多くの支えがあり教員採用試験に合格することができました。

小学校教員になるという自覚が高まったのは、3年次に取り組んだ20日間の教育実習のときです。授業中だけでなく、休憩時間も子どもたちと関わることで、さまざまな面で子どもたちの成長を見ることができました。「先生と一緒に練習したから、一輪車に乗れるようになったよ！」「あの算数の問題、わかるようになったよ！」という声を聞いて、一人ひとりの成長を心から喜んでいる自分に気づき、子どもたちの経験や挑戦のサポートをしたいと強く思い、採用試験に向けた原動力になりました。

地元の和歌山県に採用が決まりました。子どもたちが楽しく小学校生活を送ることができるように、私も教員という仕事を楽しみたいです。私自身、高校生のときに一度夢を諦めかけた経験があるからこそ、諦めずに挑戦し続けることの大切さと、もし失敗してもそれは失敗ではなくて、新しい出来事への第一歩であるということをたくさんの子どもたちに感じてもらいたいと思っています。これからどんな子どもたちや保護者の方、先生方との出会いが待っているのかと思うと、とてもワクワクします。