純真学園大学/私のイチオシ
最新の実践的な設備が整っている実習室
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
看護学に興味を持ったきっかけは、高校2年生の時に母親が病気にかかり、長期間入院したからです。
当時は離島に住んでおり、母は鹿児島県本土の病院で治療を受けていました。私も含め家族はみな学校や仕事があり、母の見舞いに行く機会があまりなかったため、そばで励ます事もありませんでした。
そんな時、病院の看護師の皆さんは、母の話を聞き、励まし続けてくれたと母から聞きました。医学の知識を持ち患者さんのそばで精神的な支えになれる看護師に興味を抱き、患者さんを勇気づけることができる看護学の力に魅力を感じ、看護学科に入学しました。
この学問のココがおもしろい
精神看護学の実習で、マスクやフェイスシールドでは表情が見えにくいことから、患者さんとのコミュニケーションの際、患者さんを不安な気持ちにさせてしまったことがありました。
コミュニケーションは普段から行っているものであるため、「大丈夫だろう」という自信がありましたが、対患者さんとなると表情の違いなどが不信感を与えてしまうということ、信頼関係に影響を及ぼしてしまうことを知りました。この経験から、マスク着用時の適切なコミュニケーションについてより詳しく知りたいと思い、卒業論文のテーマにしました。
自分が考えている以上にコミュニケーションが患者さんに対して影響を与えてしまうということが、高校生の時に気づけなかったことだと思います。
キャンパスのお気に入りスポット
看護学科の講義で使用している建物は最新の設備が整っています。
実習室の中には、在宅の環境を再現したスペースがあり、在宅看護学実習の前にそこで演習を行うことで、在宅で看護を行うに当たっての注意点や、お宅を訪問する際のマナーについても確認することができます。
また、聴診器を用いることで呼吸音を聞くことができる人形があります。その人形を使用することで、患者さんに対してのバイタルサイン測定の手順や注意点を確認することができます。