国学院大学北海道短期大学部/卒業後の進路
在学中に参加したイベントが進路選択のきっかけに
※掲載内容は取材時のものです
2025年3月 國學院大學 神道文化学部卒業
どのように考えてキャリアを選んだか
高校時代、いろいろな神社を巡るのが好きで、もっと神社の知識を深めようと「神社検定」3級・2級を続けて取得しました。その中で知ったのが、「神職」という仕事です。とはいえ、神職=世襲じゃないとなれない職業というイメージで、その時は自分の将来として具体的に意識することはありませんでした。
高校がカトリック系で、神道に限らず「宗教学」に興味があり、國學院大學への編入学を視野に入れながら、国学院大学北海道短期大学部への進学を決めました。
すでに編入学は決めていた卒業間近の2年次の2月、所属していた神社まつり研究会のメンバーと一緒に北海道神宮で行われた寒中みそぎに参加。その時、神宮の方に「神職になって北海道神宮に来ませんか」と声をかけていただいたんです。その言葉に背中を押される形で、「神職」を自分の進路としてあらためて意識するようになりました。
キャリア選択のポイント
國學院大學へ編入学後、神職をめざすうえで必要な資格である正階(せいかい:神職の階位の一つ)を取得しました。
神職をめざすと決めたものの神社は一般企業のように毎年求人があるわけではありません。そのため、地元の神社の情報も調べるなど選択肢を広げることもしました。ところが偶然にも自分の卒業年に、かつて声をかけていただいた北海道神宮で求人があり、これは運命に違いないと、強い信念をもって神職をめざすことに。今思えば、まだ進路が明確に定まっていなかった短大2年次に参加した寒中みそぎが、将来を決める大きな出来事になりました。
今後の夢・目標
現在は、主にさまざまな願い事に応じた御祈祷を行っています。参拝者のお祓いをしたり、神楽の笛を吹いたり。目には見えませんが、神様に仕えているという、ほかの職業ではなかなかできない経験をさせていただいています。神様と参拝者の間を取り持つ“なかとりもち”の実感があります。
また、お祓いの際に使う大麻(おおぬさ)や紙垂(しで)などを一つ一つ手作りするのも神職が行っています。札幌まつり(例祭)をはじめとした、さまざまなお祭りの準備作業も重要なおつとめの一つ。奉職する前は神職=御祈祷とお祭りが主な役割と思っていましたが、実際はそれらに向けた準備作業が99%と言えます。
今後は、禊(みそぎ)などを通じて神職としての自己研さんに励みたいと思っています。