DXの時代こそ、北海道が面白い。

デジタルテクノロジーが社会を変える

これからはビジネスや組織がデジタルテクノロジーを活用して変革し、競争力を高める“DXの時代”と言われています。いま日本でも、国全体で情報技術やデジタル技術を活用し経済や社会をより持続可能で豊かなものにする"Society 5.0"を推進しています。
情報技術の急速な進歩やデジタル化の浸透により、従来のビジネスモデルやプロセスが大きく変化し、新たなビジネスチャンスや競争のルールがどんどん生まれてくるでしょう。特にコロナ禍でリモートワークが一般化したことから、首都圏や都心部にビジネス拠点を求める必要性はなくなりました。また、地方においては農業や観光業などはIoTやデータ解析といったテクノロジーを活用することで競争力が高まります。地方は都市部に比べて住環境が良好でコストが低い傾向にあり、今後は地域経済に貢献できる環境も整っていくことが期待できます。
大きな時代変化の波の中で、都市部はもちろん地方においても情報科学系の人材が求められているといえるでしょう。

あらゆる地域・産業で
情報人材が必要とされる時代

ビジネス拠点としての北海道

いま北海道では、道内外へ向けた事業誘致が活発に行われています。
四方を海に囲まれ広大な土地を持つ北海道は、農業や食品産業の盛んな地域であり、これらの資源を効果的に活用するアグリテックやフードテックなどの新技術やサービスの開発が急がれています。デジタル技術を活用した農業生産や食品加工の革新を進めることで、DX時代の新たなビジネス拠点となることをめざしています。また、四季折々の美しい景色や温泉、スキーリゾートなど、北海道には世界が注目する観光資源があります。観光業においてもデジタル技術の活用を進めることで、観光客の体験価値の向上や地域資源の持続的な活用、開発が期待されています。このように北海道がロールモデルとなって情報系ビジネスを広げていく可能性が高まっています。
札幌では現在、様々な再開発計画が進行中ですが、ここでもデジタルテクノロジーを積極的に活用できる人材の活躍する場が広がっています。もちろん札幌に限らずこれからの社会では、情報科学の学び・技術・人材が欠かせないものとなっていくでしょう。

デジタルテクノロジーを
活用した新たなビジネスの
可能性が豊富な北海道

北海道科学大学では
地域の人々の暮らしやすさのために

北海道で情報科学ができること
考えていきます

医療×情報科学

在宅福祉環境の
さらなる高度化を目指して。

在宅患者、高齢者を対象とした
遠隔ヘルス・
リハビリテーションシステムの開発

この研究の目的は、在宅患者や高齢者、障がい者の健康維持とリハビリテーションを自宅で支援する遠隔ヘルス・リハビリテーションシステムの開発です。手稲区内医療機関、手稲区内在宅高齢者・障がい者世帯、北海道立総合研究機構(工業試験場)と共同で運用試験を行っています。ICTとMR技術を活用し、患者は自宅で通院や訪問サービスと同等のヘルストレーニングやリハビリテーションを受けられるようにすることが目標で、多様な仮想環境下での本人自身の動きを融合させた訓練が可能となります。
北海道科学大学では、高齢者人口が3割以上となる「2035年問題」に直面する日本で、高齢者の急増と介護者の不足に対処するため、地域社会と協力してこうした研究を進めています。厚生労働省が推進する地域包括ケアシステムに対応し、2040年に向けた健康寿命の延伸や医療・福祉サービスの改革に貢献することを目指しています。

防災×情報科学

年々増加する
動物事故の軽減に取り組む。

音によるエゾシカと
車両の衝突回避に関する研究

北海道におけるエゾシカが関連する交通事故は年々増加傾向にあり、特にここ数年は毎年記録を更新しています。2019年には初めて3,000件を超える被害が報告されました。北海道科学大学では、走行車両から鹿が警戒する音を発する事で衝突を回避できないか、松﨑博季教授が実用化を目標に研究を行っています。超指向性スピーカーを付けた車から実際に音を出しながら走行させ、走行中に音を届けることができるのか、どの程度離れた位置から音が聞こえ始めるのか、どの程度横方向に音が届くのかについて実験で確認。その様子がNHK、北海道新聞、十勝毎日新聞、朝日新聞で紹介されるなど、地域でも注目度の高い研究です。北海道科学大学は、このように学内の教職員を起点に学内外の人や企業、グループと連携するプロジェクトに取り組むチームを、「+PIT(Professional Innovation Team)」というしくみでサポートしています。

これからの社会に必要とされる力を身につけ、
社会をよりよくする人になるための

学びのポイントとは?

情報を科学的・工学的に活用する力を
確実につけられることが重要

北海道科学大学では
データサイエンスを「実践する」力を
身につける学びを強化しています

HUS数理・データサイエンス・AI教育プログラム
(リテラシーレベル)

このプログラムは、北海道科学大学の全学生が必修のプログラムです。数理・AI・データサイエンスに関する基礎的な知識と技術を体系的に学び、その知識・技術を実際のデータに適用して問題発見、仮説設定、検証のプロセスを体験することにより、ITを用いた情報の構築と管理ができる能力など、Society 5.0時代に必要なスキルを身につけることを目的としています。

※認定有効期限:令和9年(2027)3月31日

HUS 数理・データサイエンス・AI教育プログラム
(応用基礎レベル)

このプログラムは、工学部の学生を対象に、データ処理に関する知識や統計学、アルゴリズム、プログラミング基礎などの修得を目指します。また、AIの歴史や技術種類、研究やビジネスの現場での活用方法を学び、データエンジニアリングやデータ・AI活用の企画・実施・評価に関する実践を通じて、社会課題に対応する能力を身につけます。

※認定有効期限:令和10年(2028)3月31日

この先の社会を、
情報科学でつくる人になろう

北海道科学大学
情報科学部〈仮称〉
2025年4月誕生

2025年4月1日、工学部情報工学科を改組し、情報科学部 情報科学科(仮称・設置構想中)を新設します。

構想中の内容は学部学科名称を含めて予定であり、計画変更の可能性があります。

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