文理共創×グローバルで、社会の「未来」に役立つ学び。知っておきたい「国際共創学部(仮称)」のこと。

2026年4月、「国際共創学部(仮称)」新設。国際日本学専攻(仮称)/環境サステナビリティ学専攻(仮称)

「国際共創学部(仮称)」を知る4つのキーワード

【文理複眼​】現代の課題解決に必要な、​文系・理系両方の視点。​

たとえば世界の「水問題」の解決に目を向けてみても、海水を真水に変える技術や、政治・経済の力を使うなどさまざまな方法が考えられます。だからこそ社会課題の解決のためには、文系・理系の枠をこえた多様な視点が重要。国際共創学部(仮称)では2つの専攻による専門教育に加え、専攻を横断した学びから「文理複眼」の視点を養えることが最大の特徴です。

【グローバル・コミュニケーション】言葉や文化の壁をこえて、ともにつくり、動かす人へ。

さまざまな国のカルチャーや自然環境を「英語で」学ぶ授業や、語学の習熟度に合わせて一人ひとりがしっかりと英語力を身につけられる環境も。多様な留学制度やグローバル科目で、文化違いや言葉の壁を乗り越え理解していける。そんなグローバルに活躍していくために大切なスキルやマインドも身につけられる充実のグローバル教育です。

【フィールドワーク​​​】目で見て、ふれて、学び合う。その場所でしか得られない力を。​​​

北海道・帯広?東京・吉祥寺?それとも日本を飛び出し、多様な文化と言語が交差する海外へ?国内・国外問わず様々な場所が学びの舞台。「アクティブ・ラーニング」を基本姿勢に、ヒアリング力やプロジェクト・マネジメント力といったより実践的な力も養える。そんな経験を積めるフィールドワークが魅力のひとつ。

【データ分析・応用力​​​​】多様な選択肢のある時代だからこそ、確かな解決へ導くために。​​​​

データサイエンスやAIをはじめ、文献や資料などもしっかりと読み込みながら、自分なりに分析を深めていく力もとても大切。多様な選択肢のある時代にも説得力ある提案や、ビッグデータを解析して未来を予測するなど、これからの社会の「あたりまえ」を身につけられるカリキュラムです。

国際共創学部(仮称)

2専攻それぞれで一人ひとりが専門性を磨くことはもちろん、
文・理の枠をこえて専攻を横断しながら、共創の学びを進めていきます。

地域や世界の社会課題の理解・解決 持続可能で、より良い未来の実現

大学だけじゃない学びの場。まちへ、そして海外へ。​

学内だけでは得られないような新しい発見が多い
「現地で学ぶ」実体験の数々。
国際共創学部(仮称)では、学生全員がフィールド
ワークを経験し、実践力を身につけます。

留学も強く推奨され、1年次は1~4週間の短期留学、
2年次以降は半年~1年間の中・長期留学と、
早い段階から国際社会で通用する力を養います。

国際日本学専攻・環境サステナビリティ学専攻ともに
もう一方の専攻の授業も履修します。
文理にとらわれず、自分が深めたい課題に
必要な知識を多角的に学ぶことが可能です。

国際日本学専攻(仮称)

「文化」と「地域」について学び、 理解するのは 「人の営み」そのもの。

私たちの生活や考え方は「文化」や「地域」と切っても切り離せないもの。日本文化だけでなく、世界各国の文化との比較を通して、現代社会の課題解決に向けた知識と人の営みそのものへの理解を深めることにつながります。

さまざまな視点で この国を見つめ、 世界との架け橋を担える人へ。

文化のこと、歴史のこと、社会や経済のことなど。さまざまな視点から日本を学ぶことで、その知識をもとに世界との対話を進める力を養います。文化や価値観を理解し合い、異文化間の相互理解を深めることで、国際的に活躍できる、日本と世界の架け橋となる存在をめざします。

学びのテーマ

生活文化からポップカルチャーまで、日本の多様な文化をグローバルな視野で理解する

  • 生活文化 衣食住の文化とグローバルな文化の交流を理解する
  • 地域創⽣ 地域に学び、地域を⽀える
  • 共生社会 地域の中の多文化社会を探る
  • 日本美術 世界から日本の美の源流を探る
  • ポップ・カルチャー 現代文化の特質を、社会やメディアから分析する
  • 異文化交流・比較文化 異なる文化をどう理解・比較する?
  • 日本語教育 日本語を教えるスペシャリストを育てる

授業例

  • 現代社会とアート

    現代社会においてアートが果たす役割とは何か、⽂化芸術施策や各種⽂化施設の歴史的変化と現状を分析し、観光やまちづくり、国際交流、福祉といった多様な分野との連携など、アートの可能性を追究します。

  • メディアと日本文化

    近現代の⽇本⽂化の形成にメディアが果たしてきた役割について学びます。メディアの発展と社会や⽂化が相互に影響をあたえ合いながらいかなる変化を遂げてきたかを、⽇本社会の特質に注⽬しながら分析します。

  • 東京・武蔵野論

    東京とそれを取り巻く地域環境を理解し、江⼾城下町の拡充、東京の形成と発展、郊外化の進展を学びます。また多摩・武蔵野を対象に、武蔵野台地の開発や都市化など、近現代の地域変遷を読み解きます。

想定進路

●民間企業のグローバル部門・サステナビリティ(CSR)部門・企画部門 ●国家公務員・地方公務員(国際交流部門や環境保全部門等) ●独立行政法人(国際協力機構[JICA]等) ●地域づくり等の団体や社会的企業 ●登録日本語教員 ●大学院進学

環境サステナビリティ学
専攻(仮称)

「環境」、「地理」などから 私たちを取り巻く 社会課題の本質を見抜く。

「気候変動」ひとつをとっても、経済や人々の生活、地域社会のあり方にまで影響があります。これらの社会問題と、自分たちの日常とのつながりを知ることを通して、未来社会に必要な課題探究力を身につけます。

多角的な視点を得て、 世界的な社会課題を 解決できる人へ。

世界的課題に対する解決策を導くために、地理学や環境学をベースにしながら、文化的側面も意識した課題解決力を身につけます。企業や自治体、国際機関など、さまざまな分野で活躍しながら未来をリードできる人材になることをめざします。

学びのテーマ

環境や気候変動から観光や防災まで、地域や社会を見つめながら環境科学を学ぶ

  • サステナブル観光論 持続可能なツーリズムとは?持続可能な観光地域とは?
  • 気候変動論 気候変動問題にグローカルな視点でアプローチ
  • 環境学・地域研究 自然と人間の持続可能な関係を探究する
  • 情報環境学 数理の力で自然や社会を理解する
  • グローバル地球環境学 宇宙から地球環境を俯瞰する
  • グローカル経済空間論 地理空間と産業活動の関係を考える
  • 地形地質・防災論 身近な環境の仕組みを知って災害に強い街づくりを考える

授業例

  • 環境科学基礎

    地球環境、大気環境、水環境、土壌環境、廃棄物などの環境科学について学修します。過去から現在までの環境問題とそれらを取りまく様々な科学的、社会的な背景を理解することで、持続可能な開発への糸口を探ります。

  • 都市防災学

    都市部の災害リスク管理と対策に焦点を当て、地震、洪水などの自然災害に対する被害のメカニズムについて理解を深めます。国際社会における防災政策についても議論し、グローバルな視野を持った防災意識を養います。

  • 観光地理学

    観光・ツーリズムに関する地理学の学びの中で、時間的・地域的展開に着⽬し、古くからの⽂化的伝統に根差しながらも時代に合わせて変化する観光⾏動、またそれに対応して成⻑・衰退する観光地域の実態を理解します。

想定進路

●民間企業のグローバル部門・サステナビリティ(CSR)部門・企画部門 ●国家公務員・地方公務員(国際交流部門や環境保全部門等) ●独立行政法人(国際協力機構[JICA]等) ●地域づくり等の団体や社会的企業 ●登録日本語教員 ●大学院進学

成蹊大学ってどんな大学?

東京・吉祥寺。多様な学生が集う、緑豊かなキャンパスが広がっています。

国際共創学部(仮称)以外にも、
文系・理系の5学部を擁する総合大学。
全学生がこの吉祥寺キャンパスに集い、
学部の垣根をこえた交流、そして学生たちの
ニーズに応える
多様なプログラムなど、
文理融合の学びの環境が整っています。

一人ひとりの 個性を大切にする学びへ。

学生と教員の距離が近く、学生一人ひとりの個性を大切にした伝統のゼミでの学び。そして、学生自身が興味関心やニーズに合わせて+αの学修を進められる「副専攻制度」など、ワンキャンパスにすべての学科が集まる利点を活かした学び。学生の個性を大切にした専門的かつ体系的な学修環境が整っています。

多様な留学プログラムと 手厚いサポートで 世界を経験。

20地域47校の協定先への留学をはじめ、JSAFプログラム(約100校)など多彩なプログラムを提供。夏期休業、春期休業に参加する短期留学や半年または1年間の中・長期留学などニーズに沿った留学をすることができます。また、授業料減免制度や奨学金制度で留学を志す学生を金銭面でもサポートします。

グローバルマインドを醸成する 海外ビジネス研修。 充実のキャリア支援。

キャリア支援の一環として、人材育成プログラム丸の内ビジネス研修(MBT)などインターンシップが魅力のプログラムを実施。2023年度からは三菱海外ビジネス研修(MOBT)を開始しました。MOBTは、3年次の夏期休業期間中の1週間にわたり協力企業に派遣され「グローバルマインド」を醸成し、将来的な人格形成やキャリア形成につながる貴重な経験を積むことができます。

2025年度MOBT派遣先(予定)

●三菱商事(Riverina社・オーストラリア) 
●キリンホールディングス(Lion社・オーストラリア) 
●三菱UFJ銀行(アユタヤ銀行・タイ) 
●三菱自動車(ミツビシモーターズタイランド) 
●大正製薬(ハウザン製薬・ベトナム)

2025年度MOBT派遣先(予定)

●三菱商事(Riverina社・オーストラリア) 
●キリンホールディングス(Lion社・オーストラリア) 
●三菱UFJ銀行(アユタヤ銀行・タイ) 
●三菱自動車(ミツビシモーターズタイランド) 
●大正製薬(ハウザン製薬・ベトナム)