偏差値とは?キホンを押さえて大学受験に生かす方法

模試の結果が返ってくるたびに、偏差値を見て一喜一憂…その気持ちはわかるけれど、そもそも偏差値について、キミはちゃんと理解しているだろうか?正しい「偏差値との向き合い方」を知って、受験勉強にも役立てよう。
意外と知らない?偏差値の意味
例えば模試で、前回は60点だった英語が今回の模試で70点取れたとしても、得点が上がったからといって成績が伸びたとは単純に言えない。なぜなら、模試が変われば問題の難易度も変わるし、受ける人(母集団)も変わるからだ。
そこで役立つのが「偏差値」。問題の難易度や平均点が変わっても、偏差値はその母集団でどの位置にいるかを相対的に示してくれる。キミの学力レベルを測る便利なものさしのようなものだ。
偏差値はどうやって求めるの?
基本的に50を平均点として、自分の得点が平均点より高ければ偏差値は51、52…と高くなり、逆に低ければ偏差値も50より低くなる。
偏差値は、全体的な得点の散らばり(標準偏差:個々の得点が、平均点からどのくらい離れているかを示す数値)も考慮して計算される。ほかに自分の得点や全体の平均値がわかれば、下のような計算式で、偏差値を求めることができる。
偏差値=(個人の得点-平均点)÷標準偏差×10+50
例えば、ある模試の英語で下のような結果だったとしよう。
平均点:70点
標準偏差:15点
キミの得点:85点
この条件で計算式に当てはめてみると、
(85―70)÷15×10+50=60
となり、キミの偏差値は60ということになる。
模試によって偏差値が全然違うのはなぜ?
偏差値はあくまでその母集団のなかでの位置づけなので、受ける模試が変われば母集団も変わり、偏差値も変動するもの。例えば、何十万人もの人が受ける全国規模の模試と、「東大模試」のような大学別模試では、受験する母集団のレベルも異なるので、偏差値は大きく変わることもある。また模試を運営する会社や予備校によって、偏差値の算出方法も過去の模試データも変わるため、単純に比較できないことも覚えておこう。
偏差値はどう活用したらいい?
せっかく受けた模試、偏差値を「見るだけ」で終わっていないだろうか?模試の見直しや振り返りをするとともに、次のような観点で偏差値を分析してみよう。
自分の学力の到達度を確認する
偏差値は相対的に自分の位置を知ることができるのがメリット。今、必要な学力にどのくらい達しているか、学力が安定して伸びているかなどを客観的に確認しよう。同じ運営会社の模試を受け続けると、母集団はだいたい一定しているので、偏差値の推移も参考になる。
教科ごとの偏差値でニガテを分析する
全教科の総合偏差値だけでなく、教科ごとの偏差値もチェック。「英語は毎回50以上あるけど、国語は回によって45を切ることもある…」「数学は得意なのに、今回は60なかった…」など気になることがあれば、その原因を探ることが大切だ。模試の復習をしながら「この分野が弱かったから偏差値が下がったのか」とわかればしめたもの。ニガテを発見し、克服する機会にしていこう。
志望校合格への位置を確認する
自分の偏差値だけでなく、大学ごとに示される評価偏差値も見てみよう。例えば進研模試で志望校の偏差値が55という場合、B判定値(合格可能性60%以上80%未満)の偏差値は55、つまり偏差値55以上の人の60%~80%未満が合格していることを表している。55取れば合格できるという意味ではないが、もしキミの偏差値が53ならば、今は合格可能性ラインにもう少しの位置にいることがわかる。志望校までの距離を知ることは勉強計画を立てるうえでも重要だし、モチベーションアップにも役立つよ。
まだ志望校が決まっていない人も、大学偏差値はあくまでも1つのめやすだが、志望校選びの観点として活用するのも手だ。
偏差値を上げたいなら、まずは結果を分析し、ニガテな科目や分野を把握して重点的に取り組むことが大切。偏差値を上手に活用して、志望校合格へ近づこう!

