拓殖大学/卒業後の進路

興味をもっていた観光業界がコロナ禍で大きな影響を受けたことで、就職活動では進むべき方向性がわからなくなった時期がありました。しかし、この過程が自己の価値観と向き合うよい機会になり、自信をもって進路を決めることができました。
就職活動では、就職課が発信してくれた先輩方の体験談や、企業研究の方法がとても参考になりました。希望する企業から内定を得ることができたのも、大学のきめ細かいサポートが大きな支えになったからだと実感しています。

キャリアを選ぶ際に大切なのは、「自分が何に喜びを感じ、充実感を得られるか」を理解することだと思います。私の実家は飲食業を営んでおり、お客様の笑顔や「おいしかった」という一言が何よりも励みになっています。もともとは内気な性格でしたが、大学での4年間を通じて社交性が身に付き、海外の方とも積極的に異文化交流を楽しめるようになりました。これらの経験がキャリアを選択するうえでのポイントになり、「自分がワクワクする会社を優先して決めよう」と考えました。

就職活動で訪問した多くの企業の中で、最も私の心に響いた企業がANAインターコンチネンタルホテル東京でした。この思いを忘れることなく、お客様に心地よく利用していただくために、よりよい接客を心がけ、さまざまな経験を積みたいと思っています。また、現在はコロナ禍の影響が弱まったことで観光業界も回復傾向にあり、日本を訪れる外国人観光客が増えています。こうした海外からのお客様に対して、「日本のおもてなしの心」を伝えていくことが今後の目標です。