津田塾大学/学芸学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
英語英文学科(220名)
国際関係学科(200名)
多文化・国際協力学科(70名)
数学科(45名)
情報科学科(45名)
所在地
1~4年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
学芸学部の偏差値を見るプロフィール
●専門性の高い5学科と、新たな分野の学び
●豊富な留学先と活発な国際交流
●就職先への高い満足度と社会貢献への強い意志
学芸学部は、「英語英文学科」「国際関係学科」「多文化・国際協力学科」「数学科」「情報科学科」の5学科から構成されており、学年が上がるにつれてより専門性の高い学びを追究します。専門分野以外の科目を学んだり、学びの場を海外に求めたりする積極的な学生が多く、その自主性は就職の際にも高く評価されています。
【キャンパス】
小平キャンパス
【学生数】
2612名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
89名(2023年5月1日現在)
【大学院】
文学研究科 英文学専攻(修士課程、後期博士課程)/国際関係学研究科 国際関係論専攻(修士課程、後期博士課程)/理学研究科 数学専攻(修士課程、後期博士課程)、情報科学専攻(修士課程、後期博士課程)
英語英文学科
【講義・学問分野】
イギリス文学・文化コース、アメリカ文学・文化コース、英語学コース、英語教育コース、異文化コミュニケーションコース、Japan Studies in Englishコース
<特設プログラム>翻訳・通訳プログラム、Teachers of Excellenceプログラム
国際関係学科
【講義・学問分野】
グローバル・国際関係コース、地域・文化コース、国際日本コース
多文化・国際協力学科
【講義・学問分野】
多文化共生コース、国際協力コース、国際ウェルネスコース
数学科
【講義・学問分野】
代数、幾何、解析
情報科学科
【講義・学問分野】
プログラミング、データサイエンス、人工知能(AI)と機械学習、メディア、コミュニケーション、数理モデル
入学者・卒業者数
入学者数
622人- 女子生徒数
- 622人
- 男子生徒数
- 0人
- 地元出身学生数
- 197人
- 入学者総数
- 622人
卒業者数
614人- 就職者数
- 515人
- 進学者数
- 38人
学部の特色
専門性の高い5学科と、新たな分野の学び
本学部で学ぶ英語英文学科、国際関係学科、多文化・国際協力学科、数学科、情報科学科の5学科はいずれも独創的なプログラムで高い専門性を身につけることができます。所属学部・学科以外の科目を履修できることも特長のひとつです。興味に応じて専門分野以外の科目も受講することで学びの幅を広げることができます。
豊富な留学先と活発な国際交流
本学では、創立以来グローバルに活躍する人材を育成するため、海外の大学・教育機関との学術・文化交流を促進しています。13の国・地域の30大学(2023年度実績)と学生交流の協定を結び学生を派遣。さらに夏と春にアメリカやカナダなどで大学主催の語学研修を実施しています。
国際センターでは本学と海外の交流促進のため、さまざまなプログラムのほか、説明会、留学に関する個別相談、留学関連図書貸出なども行っています。
就職先への高い満足度と社会貢献への強い意志
就職者の96.6%が第一志望・第二志望の企業に決定(2023年5月集計)。そのため、就職満足度が高く、好不況を問わず安定した就業実績を誇っています。また、大学での学びを通じて培った力を社会に還元していきたいと考え、総合職・専門職に就く学生が多いことも特長です。
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学べること
英語英文学科
英語という言葉をとおして世界を読み解き、人間性を育む
本学科の学問分野は、英語そのもの、英語を使う人の心、社会、文学、文化、制度、ことばの教育と学習、コミュニケーションの理論など多様です。英文学という枠を越え、ことばや文化をトータルな視点で捉え、世界へ情報発信できる豊かな教養と専門性を身につけることができます。設置されているコースはイギリス文学・文化コース、アメリカ文学・文化コース、英語学コース、英語教育コース、異文化コミュニケーションコース、Japan Studies in Englishコースの6つ。1年次に基礎セミナーでテキストの読み方や問題把握の方法などを学んだ後、2年次からは希望するコースに関連の深い科目を中心に履修し、専門知識を深めます。3年次からは各コースの少人数セミナーに分かれ、専門分野の研究に取り組みます。また、特設プログラムとして翻訳・通訳プログラム、Teachers of Excellenceプログラムを設置しています。
●翻訳・通訳プログラム
翻訳・通訳の実践的な技能を養成するために特設プログラムとして開設。理論と演習で集中的に実践力を養います。授業は効率的な少人数制。日英語双方の運用能力を高める授業内容は、社会に出て即戦力となります。
●Teachers of Excellenceプログラム
小学校英語と外国につながりをもつ児童生徒の現状を理解し、優れた英語力とグローバルな視点をもち、多様性を尊重できる中学校・高等学校の英語教員の育成を目指すプログラムです。
【授業・講義】
基礎セミナー
専門分野から選んだテキストを使い、英語力の強化を図るとともに、テキストの読み方、問題把握の方法など、大学での学びの基本を習得することを目的とします。単にテキストの訳読ではなく、問題提起や議論を通して理解を深めます。
まず英語を英語のまま理解し、さらに理解した内容を自分の言葉でわかりやすく説明できるようになること。発展的学習として、テキストで取り上げられているさまざまな問題についての自分の意見や考えを英語と日本語で適切に論じられるようになることを目指します。
国際関係学科
幅広い視野と洞察力を養い、国際社会で活躍できる女性に
国家、地域社会、民間企業、個人に起こるさまざまな問題を、政治・経済・外交などの視点に加え、文化・社会的背景など多様な視点から総合的に考察します。現実の世界が抱える問題を受け止め、既存の学問に当てはめるのではなく、ときには複数の学問の手法を活用しながら解決策を模索します。1年次から必修の少人数セミナーでは、大学での学び方を身につけ、2年次からは専門分野の知識を深めていきます。3年次にはグローバル・国際関係コース、地域・文化コース、国際日本コースの3つの中からコースを選択。世界の各地域を具体的に扱った地域・展開科目を履修し国際関係への理解を広げます。
【授業・講義】
原書購読(2年セミナー)
教育に関する英語文献の講読とそれに基づく議論を通じて、国際比較の視点から見た日本の教育の特質を理解すること、教育学的な研究アプローチの基本を習得することを目的としています。
教育に関する文献を英語で読むことに慣れ、教育に関する英語の語彙を増やし、レポートの書き方やプレゼンテーションの技法を身につけ、問いを立てたり、自らの意見を論理的に説明したりする方法を身につけることを目指します。
多文化・国際協力学科
当事者意識と責任感の強さを育み、変革を担うことのできる力を養う
社会構造や文化の違いが引き起こしている問題、国際協力・国際援助が抱える問題など、現代社会において解決すべき課題は多種多様です。これらの問題に対し、フィールドワークや密度の高いセミナー活動で培った実践的な語学力とコミュニケーション能力、現代社会に関する高度な専門知識と分析力を駆使しながら、よりよい「共生型」社会の実現に向けて新しいアプローチを提案できる人材を育成します。
【授業・講義】
2年セミナー(ラウンドテーブル)
実際に現場で得た経験をもとに考え、学び続ける姿勢を重視し、3年次から4年次にかけて、全員が国内外でフィールドワークを実施します。
2年セミナー(ラウンドテーブル)では、今後の学びの基礎となる知識やスキルの習得を目指します。調査研究には何が必要か、どのような問いを立てどのような方法をとるべきか、フィールドワークとは何か、何をすべきで何をすべきでないのか、そして自分の興味関心はどこにあるのかーワークショップやディスカッション、外部講師によるレクチャーを通して考察していきます。
学科の学びの軸であるフィールドワークについて理解を深めるとともに、それぞれの興味関心を発展させ、それらについて効果的に議論する力を培います。また、フィールドワーク卒業論文を書くためのテーマ設定、フィールドワーク準備、論文作成などについて、先々の見通しをつけ、計画を立てる力も養います。
数学科
万物の基礎となる数学を掘り下げ、実社会で役立つ応用力に
数学は「最も古く、新しい学問」です。本学科では、古典数学から最先端数学まで、さまざまな分野の数学に触れながら、一人ひとりの研究テーマを追究していきます。高校の数学との連結を重視した基礎科目から、現代数学とその応用・隣接分野までをカバーする科目を設置。多くの科目は、講義で学んだ知識を演習で確かめられるようセットになっています。また、英語・コンピュータ教育も展開。語学とコンピュータの活用スキルを習得します。1年次から少人数制のセミナーが必修で、4年次のセミナーではテーマを設けて研究に取り組み、その成果を卒業論文としてまとめます。
【授業・講義】
2年セミナー
英語で書かれた比較的平易な数学書を輪読することにより、初等整数論の基礎知識を学ぶとともに、数学の専門用語を含む洋書文献の読み方を実践的に身につけ、書かれた内容を正しく理解できることを目指します。さらに、テキストに書かれた内容をまとめ、適切な時間内で分かりやすく発表する能力を身につけます。初等整数論の基礎概念を理解することで、問題解決に役立てるようになります。
情報科学科
グローバルな情報社会で未来を変えていく実践スキルを培う
グローバルな情報化社会の最先端で活躍する専門家には、膨大な情報を活用する技術が求められます。本学科では、1年次から必修の少人数セミナーで専門書を読み解き、最先端の技術に触れながら情報科学の基礎を幅広く学びます。講義と演習をセットにした科目が多いことや、専門分野に直結する「情報科学英語」なども特長です。「プロジェクト」科目では、チームで新しい情報システムを企画・制作する体験を通じて創造性を高めます。
【授業・講義】
3年プロジェクト
2・3・4年次に開講されるプロジェクトは情報科学科の特長的な必修科目のひとつです。3年プロジェクトではテーマごとに教員の担当が分かれており、学生はそれぞれの興味にあわせセミナーで学びを深めます。課題内容はアプリ開発、シミュレーション、データ解析、ものづくりなどバラエティに富んでおり、そこからひとつのプロジェクトを完成させ、プロジェクト発表会を行います。3年プロジェクトは課題解決力、企画力、プレゼンテーション力を育む「津田塾らしさ、情報科学科らしさ」を体現した科目です。
アドミッションポリシー
学部の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
学芸学部が求めているのは、さまざまな問題に取り組むために必要な知識と思考力をもち、自分の考えを自分の言葉で的確に表現できる創造性に富む学生です。
学芸学部では、人間としてより自由に生きるための学問、学生一人ひとりの個性と自主性の尊重をその教育理念の根幹に据えています。男女共同参画が求められる時代において、多様でグローバルな課題に対してイニシアチブを発揮しつつ、地域社会と国際社会の双方で貢献できる女性を求めます。