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明星大学/私のイチオシ

「福祉」には「正解」はなく、皆で作り上げるから面白い

顔写真
人文学部 福祉実践学科 3年 神宮寺壮太さん 東京都立翔陽高等学校 卒業

※掲載内容は取材時のものです

夢中になったきっかけ

「福祉」に関心を持ったきっかけは、曽祖父の存在です。私の家庭は曽祖父母・祖母と共に4世代で生活していましたが、私が大学進学を考えはじめた高校2年の夏頃から曽祖父が体調を崩し始め、寝起きやトイレの介助などを経験しました。普通の暮らしではできないことを経験し、曽祖父の「ありがとう」の一言が自分にとってとても嬉しく重みのある言葉となりました。大学に入学した頃、曽祖父は亡くなりましたが、共に暮らしてきた日々の中で多くの幸せ、悲しみ、喜びなど、さまざまなことを身をもって教えてくれました。この経験から、福祉を学び活かすことができれば、「曽祖父への恩返しになるのでは」と考えています。

この学問のココがおもしろい

社会福祉士になるために社会福祉協議会で実習を行ったのですが、中でも特に記憶に残っているのは地域の方々との運動会です。そこには高齢者、学生、親子連れ、障害のある子どもや大人などさまざまな参加者がいました。福祉を学ぶまでは自分にはあまり関わりがないと思っていた人たちとの交流を通じて「福祉は皆のもの、皆に必要なこと」であると実感しました。福祉を学んでいると、「自分の暮らしと結びついている」と気づくことも多いのです。「福祉」にはその分野を問わず「正解」というものがなく、時代に合わせて皆で作り上げていくもの。「今の時代にどのような福祉が必要なのか?」と考えながら、福祉の奥深さと面白さを実感しつつ学びを進めています。

キャンパスのお気に入りスポット

キャンパスのお気に入りスポットは27号館の8階にある共有スペースです。友人たちと食事をしたり、他愛もない会話をしたり、勉強したり、学生が自由に使えるスペースになっているのです。そこから眺める夕日はとても綺麗で、天気が良いときには富士山も見ることができます。学内に「自分の落ち着ける場所」を見つけることで勉強がはかどることもあるので、「お気に入りスポット」が充実した大学生活を送るための一つの鍵となるかも知れません!

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